これからは未来信託
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ブログ

2021.04.26

「FIRE」という生き方

 「FIRE」…「F FINANCIAL」「I INDEPENDENCE」「R RETIAR」「E EARLY」

訳すと、経済的に将来、生活できるだけの資産をもって、早く退職する。

という「生き方」が20代、30代で注目されているようです。

そのために、給料の8割を資産運用に回して、生活費は節約する。
年収の25倍に資産ができたら、定職を辞めて、自由に生活をする。

そんな「生き方」を「FIRE」と言うらしいですね。

「自由」とは、響きがよいのですが、そこには必ず、「責任」が問われます。

「そんな事、知っているわ、オッサン」と、反論されそうですが。

どの業種、どのトレンドも第一人者や先駆者が生計を立てられるので、
「憧れ」としては、いいかもしれませんが、目的になってしますと、
人生、ほんとうに「FIRE」で楽しいのだろうか、と疑問に思います。

その世代、その世代に応じたお金の使い方、付き合い方を学んで、
そこに、自分の人生があると思うのですが。

「憲法第13条 幸福追求権」があるので、それは、それと、
職業柄、許容はできるのですが、もし、自分に置き換えると、
「FIRE」という選択肢は、ないかな、と思います。

2021.04.23

本屋さんで『自分で一人で出来る~』という本を見ての雑感

 『終活』や『相続・遺言書』『自分でできる相続登記』等々、よく本屋さんで見かけて
少し中身を見たりします。
時には、ご相談者の方が『○○』という本を見たのですが…
と言うご相談のために、その本を実際に買って読んでみたりします。

皆さん、ご存知だと思いますが、注意、留意して頂きたいのは、
本、書籍になっているからといって、内容が本当に正しいとは限りません。

本、書籍を出すのは、憲法上、『表現の自由』というものの範疇で、
「本の通りしたけど、上手く進まないじゃないか」と、専門家の著者を
訴えても、「表現の自由の範疇で、信じた貴方が悪い」という結果に
実際にはなります。

弁護士が法に触れないといって行った行為が、実際には法に反する場合は、
弁護士が直接、罰せられるのではなく、その行為をした方が罰せられます。

よって、情報過多の現在、きちんとした法律家や税理士などに費用がかかっても、
直接、ご相談されることをお勧めします。

人間同士なので、『合う、合わない』とがあると思いますので、
是非、気の合う専門家とお付き合い下さい。

「最近、本を読んで、法務局の無料相談に行って、なんとか自分で相続登記を
しようとして、でも時間がかかって、仕方ないので、お願いにきました。」
という、ご依頼者さんが多いです。
その収集した書類を拝見すると、必要ない戸籍や重複している書類など、
時間と費用がかかったんだなと、実感する事が多いです。

まさに「餅は餅屋」です。

最低限の知識で、勉強されるのは良いと思いますが、
実務をすると、色々ございますので、是非、専門家のご利用をお勧めします。

2021.04.20

『虫歯』と企業法務、事業承継

 『歯』の健康は、近年、医学の分野で重要視されています。

・かみ合わせが悪いと、認知症のリスクが高まる。
・虫歯があると、免疫力に悪影響を及ぼす。
・口内環境が良い人は、病気にかかりにくい。

と言った文献がございます。

また、スポーツの分野でも格闘技や力の入る競技では、
まず、歯の強度を確かめます。
力を入れ過ぎて、歯のかみ合わせが悪いと、舌を噛んでしまう恐れがあるからです。

『歯』には、人間が備えている自然治癒力が働きません。
『虫歯』の兆候があると、歯医者さんに適切な処置をしてもらわないと、
悪化の一途です。
自分で『虫歯』を治すことは、残念ながらできません。

実は、『歯』は、『企業法務』『事業承継』の分野と構造が似ています。

『企業の経営』は、何らかのアクションを起こさないと業績は上がりません。
放置していたら、業績は現状維持はあり得た時代もありましたが、
これからの日本の社会において、現状維持さえ、業績の上方を目指さないと不可能でしょう。

そうです、『会社(法人)』には、自然治癒力が当然の如く、ございません。
会社の現状、社会の現状をその都度、的確に判断して、対処、予防策を講じておかなければ
ならない時代になりました。

『長い付き合いで、あの先生に全部任せているから、大丈夫』
これは、死語になるでしょう。
貴社は、貴方があくまで舵取りを、しっかりしないと、いけません。

司法書士、税理士を含む士業の世界、歯科医、医者の世界、
どちらも、現在、大きな転換期を迎えております。

従来の知識だけでは、業務が成り立たなくなっております。
法律の分野は、DX『デジタルトランスフォーメーション』の影響で、
登記分野の仕事も減る一方です。弁護士さんも『交通事故』での民事訴訟も減るでしょう。
なぜなら、ドライブレコーダー、自動運転の発達で、過失割合は、その映像で裁判官が
判断できるからです。
税理士さんも少子高齢化により、中小企業の減少により顧問先の減少、マイナンバーカード、
キャッシュレスによって、全て国の知ることによって、確定申告のいらない世の中がそこまで
来ています。

では、我々、士業等が得意とする分野は・・・
経営者の方、会社の状況(財務)、法律改正の最新情報を分析して、
貴社に今から、どのような対策をしておくかを、ご提案することです。
それには、日頃から、お話を伺い、新たな情報を収集して分析して、
ご提案することだと思います。

現在、コロナ禍で直接、お会いしてお話を伺うことは、難しいと思いますが、
アフターコロナの世界では、お付き合いのある士業、専門家の選定、付き合い方が
重要になってくると思います。

ご興味頂けましたら、私が連携させて頂いている仲間と、貴社のために『新しい視点』
でご提案させて頂けましたら、幸いです。

よろしくお願い申し上げます。