これからは未来信託
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2021.04.23

本屋さんで『自分で一人で出来る~』という本を見ての雑感

 『終活』や『相続・遺言書』『自分でできる相続登記』等々、よく本屋さんで見かけて
少し中身を見たりします。
時には、ご相談者の方が『○○』という本を見たのですが…
と言うご相談のために、その本を実際に買って読んでみたりします。

皆さん、ご存知だと思いますが、注意、留意して頂きたいのは、
本、書籍になっているからといって、内容が本当に正しいとは限りません。

本、書籍を出すのは、憲法上、『表現の自由』というものの範疇で、
「本の通りしたけど、上手く進まないじゃないか」と、専門家の著者を
訴えても、「表現の自由の範疇で、信じた貴方が悪い」という結果に
実際にはなります。

弁護士が法に触れないといって行った行為が、実際には法に反する場合は、
弁護士が直接、罰せられるのではなく、その行為をした方が罰せられます。

よって、情報過多の現在、きちんとした法律家や税理士などに費用がかかっても、
直接、ご相談されることをお勧めします。

人間同士なので、『合う、合わない』とがあると思いますので、
是非、気の合う専門家とお付き合い下さい。

「最近、本を読んで、法務局の無料相談に行って、なんとか自分で相続登記を
しようとして、でも時間がかかって、仕方ないので、お願いにきました。」
という、ご依頼者さんが多いです。
その収集した書類を拝見すると、必要ない戸籍や重複している書類など、
時間と費用がかかったんだなと、実感する事が多いです。

まさに「餅は餅屋」です。

最低限の知識で、勉強されるのは良いと思いますが、
実務をすると、色々ございますので、是非、専門家のご利用をお勧めします。