これからは未来信託
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ブログ

2022.05.13

『壁』をどう乗り越えるか!

この季節になると、未だに思い出します。

司法書士試験の出願期間の丁度、中日だと思います。

当時は、全国47都道府県で受験できていましたが、確か数年前から各法務局(面接試験)の
開催する場所でないと、首都圏、関西圏は除いて受験地が制限されたようですね。

おそらく、受験者数の減少から、コストがかけられなくなっているからだと思います。

先日、「初心さは大切だと」お伝えしました。

私は、ベテラン受験生と呼ばれるカテゴリーで合格しました。

当時は、一緒に勉強していた方々が先に合格されて、焦りもあり、精神的にもきつかったです。

しかし、今、思うと、その受験生時代に勉強したことが、今の実務やセミナーで講師させて頂くときに
物凄く、役立っています。

「これだけで、合格」「短期合格本」とか、たくさん書店にありますが、
「本試験合格」という目的で、〇×で覚えて、本試験に合格しても、
合格後、大変苦労すると思います。

現在、多くの法律の改正、実務での変更、IT化など、〇×では、処理できない問題ばかりです。

登記実務も数年後、大きく変更されると私は予測しております。

でも、「司法書士」という職種は、存在し続けると思います。
登記は、従たる業務になるとは思いますが。

どの士業、職種も大きな分岐点にあります。
今まで、当たり前の職業が存在しなくなる恐れもあります。

なので、「壁」を目の当たりにしても、「壁」の、その先を見通して下さい。
大きな「俯瞰」した視野で、考えると、ほぼ、その本試験という壁は、大した事ないと思います。

でも、よくわかります。

「壁」を目の当たりした不安な気持ちを。

もうひとつは、本試験に受験できるという事、環境、周りの方々に感謝してみて下さい。
私も、合格した年の本試験前日は、近くの「神社」に「感謝の気持ち」をお伝えしました。

家族にも「今まで、勉強させてくれて、ありがとう」と、伝えました。

そこには、「壁」に対する不安は、ありませんでした。

何故、「感謝」するかと言うと、当たり前に「受験」しているようですが、
色々な事情で受験できなくなった方、受験を諦めた方も多く存在します。

世界の現況を見ても「当たり前」の事など、何一つ存在しないのだと。

明石家さんまさんが「生きているだけで丸儲け」と、よくおっしゃいますが、
その通りだと思います。

「感謝」の気持ちさえ忘れなかったら、大丈夫。

 

2022.05.12

歴史は繰り返す⁉

 お隣の韓国の大統領が交代しました。

今度の方は、大統領府から出て、国民に近い存在になりたいとのことで、
都心部に大統領の執務室を移転されたようです。
親日派とも言われている様です。

また、あまり報道されていないですが、フィリピンの大統領も交代したようです。

マルコス大統領。

そう、80年代、独裁政治と、国家予算を横領して国外追放された当時のマルコス大統領の
息子さんです。

80年代、当時のマルコス政権は、経済発展を遂げた裏で、
国家予算を夫人のイメルダ夫人が贅の尽くす限りの生活に費やし、
国民を苦しめたという、当時の報道が私の幼い頃の記憶にございます。

現大統領のマルコス大統領の支持層は、若い方が多く、かつての80年代のマルコス政権時代を
勉強していない世代のようです。

ちなみに、今回のフィリピンの大統領選挙には、伝説のボクサー、パッキャオ氏も立候補されていたようです。

「歴史は、繰り返す」と、言われますが、そうならない様に祈るのみです。

2022.05.06

ビジネスで大切な事は、初心さ(うぶ)を持ち続ける事

 ジャニーズ事務所から「なにわ男子」が「うぶLOVE」というデビュー曲でデビューしました。

アイドルの話をするわけではないのですが、ふと思い出した言葉とリンクしました。

「ビジネスで大切なこと、いや、物事に取り組む姿勢として
『初心(うぶ)さを忘れない、持ち続ける人』が成功、達成する。」

これは、大学を卒業して、入社した呉服店の社長から頂いた言葉です。

20代前半の私にはあまり、いや、意味が良く判らなかったのですが、
40歳を越えた今、当時、社長が伝えたかった本心が自分なりに理解出来るように、
なりました。

人生、経験は重要です。
しかし、その経験が時として、挑戦することを妨げることになります。

「これでは、以前、失敗したから、この事は止めておこう」
「もう、歳だから、止めておこう」…

そうです、ある意味、経験は失敗を回避する選択肢を与えてくれます。
しかし、それ以上の事をしようとすると、「失敗したから」という経験の結論で
先に進む道を自分で閉ざしてしまう事になります。

アメリカのGAFAといわれる巨大組織は、20年前には、存在しませんでした。

おそらく、これほど巨大な組織を作れる発想は、常識のある人には「不可能」と判断するのだと
思います。
しかし、この巨大組織を作った経営者は、何百という挫折を経験しながらも、
「初心さ」を忘れずに、いや、持ち続けたから成功したのだと思います。

幼少時期も子どもは、好奇心旺盛です。
なぜなら、「初心」だからです。

勿論、経験をして、学習することもあります。

しかし、何かをしないとアクションをしないと、リアクションもわかりません。

「初心忘るべからず」と、言われるのも、この語源かもしれません。

何かにつまずいた時、壁にぶつかった時、悩んだ時、
「そのことをはじめた『初心』」を、もう一度、思い出してみると、
何かのヒントが見つかるかもしれません。

そんな時は、「決心した場所に行く」や「その当時の友人に会う」、「後押ししてくれた音楽を聴く」
と、不思議と『初心な自分』に出会えるかもしれません。