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2020年01月

2020.01.15

情報セキュリティと業務の信頼性

 私たち、司法書士業務を取り巻く環境は、2020年を迎え、激変しております。

地方裁判所以上の民事訴訟での書類作成を通じての本人訴訟支援も司法書士の業務です。
(簡易裁判所、民事訴訟で訴額140万円以下であれば、認定司法書士であれば代理ができます)

地方裁判所における訴状等の書面でのやり取りに変わって、オンライン上でのやり取りに
移行する様な改正が進められております。詳しい指針は、未定ですが、本人訴訟も例外なく、
オンライン上でのやり取りになる様です。
(パソコン、インターネットの環境の整備がない方は、法テラスを通じての利用になる、と
ありました)

オリンピック・パラリンピックを迎える今年、サイバーセキュリティの問題が重要視されて
おります。
世界各国の情報が日本に集約される今、日本は格好のターゲットになっているようです。
世界各国からコンピューターウイルスが、メール、サイトによって拡散されているようです。

「私は関係ない」と思いがちだと思いますが、インターネットに繋がっているだけで、
格好の標的になります。サイバー攻撃によって得ようとしている輩のターゲットは、
貴方のパソコンの情報ではなく、貴方のパソコンを経由して、
国家機関、企業のパソコンにアクセスして、情報を得、乗っ取り、攪乱を企んでいるようです。

よって、我々、士業はオンラインによって申請する業務を担うのであれば、UTM等の
セキュリティ体制を整えていないと、国家機関等に申請できなくなるかもしれません。
(あくまで、私の推測ですが。よって当事務所はUTM、イスラエル製のチェックポイント
を既に導入しております)

サイバー空間は目に直接、我々には見えないので、十分に注意して利用しないと、
いけないですね。

2020.01.14

『アドレスホッパー』と『サブスクリプション』という新たなライフスタイル

 先日、当ブログで『空き家問題』の解決策として、居住用住宅のサブスクリプションに
ついて話題にしました。
最近、知ったのですが、居住用住宅のサブスクを利用している方を『アドレスホッパー』と
呼ぶらしいです。なるほど・・と思いました。
SNSが発達した今、誰かが付けた名称が、たちまちに拡散していきますね。

何も持たない(所有物がない)方が若者で増えているようですね。
5Gの通信の発達により、その場にいる臨場感を遠くにいても共感できる時代の
ようです。

家を借り(買い)特定の場所の会社に毎日通うというライフスタイルは、
2年後には、例外になっているのかもしれません。

トヨタ自動車の豊田章夫社長が、日本の経団連の新年の会合ではなく、異国の地で
『新たなプロジェクト』を発表しておりました。
そう、富士山麓に『先進技術の街をつくる』というものです。
平成元年には、世界のトップ企業ベスト10は、すべて日系企業でした。
令和元年は、日系企業では、トヨタ自動車の42位が最高位でした。

豊田章夫社長の言葉で印象的だったのは、『一つの企業では、大きなプロジェクトは
できない。よりよい街をつくるために世界の優秀で意欲のある企業と組みたい』と。

なるほど、意欲的な企業かぁ!

意欲的という言葉がこれからの社会、人間、ビジネスマンのキーワードになると思います。

2020.01.13

認知症研究の第一人者が認知症に⁉

 先日、NHKで認知症の研究の第一人者の長谷川和夫医師が認知症になった、ドキュメント番組を
しておりました。そう、「長谷川式簡易スケール」の生みの親の方です。

長谷川医師ご自身が、患者さんの行動を記していたメモどおりの行動を、
長谷川医師ご自身が同じ行動をする様になり、他の医師に診断してもらったそうです。

「痴呆症」という言葉を「認知症」という名称にされ、日々、患者さんと向き合って
来られた方が、「認知症」になられたのは、ショックなことですが、長谷川医師は、
ご自身と向き合って、今も自分の行動をメモに記録されているそうです。

少子高齢化社会で、我々の業務においても、「認知症」か否か、意思判断能力は
あるのか、本人確認業務が重要視されております。

しかし、この長谷川医師のドキュメントを見ると、『「認知症」とは何か』と
わかっているようで、誰一人明確な答えを持ち合わせていないのではないかと。

人生100年時代といっても、輸血に必要な血液が足りていない現状、
手術さえできなくなるのではないかと。

やはり、できる限りの予防策が必要ですね。

2020.01.10

「突然相続」、「不動産」も「負動産」に⁉

 「突然相続」や「いきなり相続」という言葉をテレビや雑誌で拝見します。
言葉のとおり、法定相続制度がある日本では、誰もが経験するかもしれない事です。

簡単に言えば、あまり親交がなかった親族の方が、お亡くなりになり、近親の方が
戸籍上、いらっしゃらない又は、その先順位相続人の方が相続放棄の旨を家庭裁判所に申述し、
相続人の地位ではなくなり、後順位の相続人に相続人の地位が移る事です。

核家族化、少子高齢化が進む日本において、「不動産の所有権者不明問題」に繋がっています。

ご存知の方は多いと思いますが、遺言書や民事信託等の対策がなければ、「法定相続制度」に
よって、相続財産の承継者が決まります。法律は、ここまで。あとは、その承継者に当たる
方で「遺産分割協議」で相続財産のうち、それぞれの財産の承継者を協議します。

私も実務上、相続手続の業務で、戸籍を収集して現在の相続人を特定します。
物凄い通数の戸籍を収集しないと相続人が特定できない場合は、なかなか大変です。

そこで、始めて、遠い親族の相続人である事を認識される方が最近、多いです。
出生率より、はるかにお亡くなりになられる方が多い社会ですから、当然といえば、
そうなのですが、少し虚しいと言うべきか、何とも言えない感じがします。

やはり、「立つ鳥跡を濁さず」で、ご自身の財産を誰に繋がるか、お元気なうちに
対策を考えてみられる事をご提言します。

ご自身のせっかくの財産が、後世の社会問題(空き家問題等)になるのは、なんとも
悲しい感じが個人的に致します。

2020.01.08

『予防医療』から『超予防医療』の時代へ

 昨日、テレビ東京系の番組『ガイアの夜明け』で題目の内容で、放送しておりました。

『一滴の尿から1㎜の線虫が癌細胞の臭いを嗅ぎ分けて、癌の発症の恐れがあるか否かを選別する』
というものでした。詳しくは、パラビなどのネット放送で見れると思います。

やはり、医療の分野は進んでいますね。

法律、法務の分野はどうなんだろう、といつも思います。
難しい専門用語で、お悩みを抱えている方を、古い処方で、
対応しているのでは、ないかと。

今年の4月1日には、国民の皆さまに関わりのある
民法(債権法)の改正があります。
それを、専門家がどう理解し、運用していくか、で社会は大きく
変化すると考えております。

私も含めて、どの士業が国民にとって有益なのか⁉
その真価が問われる年になりそうです。

私も日々、精進して参ります。

2020.01.07

『空き家問題』に一つの解決策!

 『空き家問題』に解決策!
今回は民事信託の活用以外を、ご案内します。

それは、『サブスクリプション』。

昨年の流行語大賞にもラインナップされてました。
洋服や子供のおもちゃ、トヨタ自動車の『kinto』、バック、飲食、
美容室、家具、家電、等々。

サブスクとは、定額利用サービス。

ある企業が全国の空き家をリフォーム、リノベーションした物件に、
登録者が定額で住めるサービスの様です。
全国に50か所あり、これからも増えていく予定らしいです。

気分に応じて、住む場所を変える。
IT、IoT、5G等の通信技術の躍進で、会社に通うという働き方は、
なくなるかもしれませんね。

不動産業の仲介、賃貸という事業もこの1年で劇的な変貌を遂げる様に思います。

空き家対策にサブスク。まさに発想を変えれば、解決策があるのかもしれません。

2020.01.06

肉を一切使ってない、ハンバーグが今年は流行する⁉

本年もよろしくお願い致します。

日経トレンディで「肉を一切使わないハンバーグが流行する」と記事にありました。
肉の替わりに大豆を使い、ハンバーグソースも豆乳を使っているらしいです。
オリンピック・パラリンピックで、海外から様々な宗教観をお持ちの方がいらっしゃるので、
その方々に対するアプローチかと思いきや、実は、将来を見据えた問題の解決策があるようです。

日本は少子高齢化ですが、世界に目を向けると、地球上の人口増加問題に伴う、食料危機に
対応した対策の様です。

昨年末に、日本でのラストマッチとして、ロシアの格闘家、エミリアエンコ・ヒョードルが
試合をしてました。彼が最強とよばれた通称として『人類60億人の中の最強』と呼ばれてたのが、
15年 前ほど。
現在では、地球上の人口が70億人に到達しているようです。

実は、水源、食料、様々なものが不足する時代がそこまで来ています。
日本においても、水源を中国といった海外企業が買収しています。
『安全と水はタダ』といった、日本の神話は、すでに崩れています。
日本の自給率も先進諸国の中で、下の方。
今だからできることから始めないと、明るい将来のためにも、
考える必要があるように思います。

2020.01.03

明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。 

書店に行くと、経済誌や雑誌で年始のお決まりの「占い」や「今年の運勢」、「今年の予測」を
特集してますよね。
思わず、立ち止まり自分の星座や血液型のところを探して見てしまいます。
すっかり忘れてしまうので、年末に「占い」や「今年の運勢」を取っておいて、答え合わせしてみると、
面白いのかもしれませんね(ふと、思いました)

経済誌には、今年の予測で目をひくのは、やはりオリンピック・パラリンピックの経済効果、
少子高齢化社会における企業の在り方の記事が目立ちます。

認知症に関しても、ある生命保険会社が認知症予防リスクの商品を売り出しています。
国の施策も認知症『予防』を強化する様ですね。

私が専門とする民事信託も認知症リスク対策として、『予防法務』という言葉も
今年の年末には、キーワードとして注目されると思っております。

将来を見据えた対策を今年も、ご提案して参ります。

本年もよろしくお願い致します。