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2021.10.11
社会インフラの老朽化と相続登記未了問題
先週、東京を中心とする関東圏で大きな地震がありました。
天災が起きて改めて思うことは、当たり前に電気が使えて、時間どおりに電車が来る。
蛇口をひねるれば、きれいな水が出てくる。
これは、当たり前ではないという事でしょうか。
多くの方が保守に日々関わられ、点検された上の事だということを。
和歌山県で水道管が破裂して、水の供給ができなくなったと報道に
ございました。
老朽化が問題ではない、と言っている報道もございますが、
私は老朽化が一番の問題だと思います。
現在の日本の水道網は、高度経済成長期に設置されたもので、
工作物ですので、やはり、寿命があるでしょう。
いざ、日本各地の水道網を再構築するには、多額の税金が必要になってきます。
高度経済成長期は、人口増加の時期でもありましたので、
水道網の構築は大きな意義のあるものでした。
しかし、少子高齢化の日本において、そこまでの水道網の再構築と費用の
問題があるように思います。
あたかも巨大マンションの建設と同時に空き家問題という矛盾のある社会と
問題は似ているように思います。
また、水道網や社会インフラの再構築の際に私人の土地を使う場合には、
土地所有者の許諾が必要になってきます。
そこで、所有権者不明の土地問題も同時に関わってきます。
電気、ガス、水道は人間の生命に関わるインフラです。
是非、岸田政権には、この点もマニュフェストに記載して頂きたい課題だと
思います。
2021.10.07
ノーベル物理学賞真鍋教授から学ぶこと
2年ぶりに日本人がノーベル賞を受賞されたことは、皆さん、ご存知だと思います。
ノーベル物理学賞、真鍋教授。
物理学といっても、気象、気候変動に関することを、現在「SDGs」と言われる
持続可能な社会がテーマになっていますが、この基礎を数十年前から研究されて
おられたようです。
日本が高度経済成長期にCO²を排出して、経済発展していたことに当時から
警鐘をならされていたのでしょう。
よって、日本では研究の環境がないため、アメリカに行かれて、研究を続けてこられた
そうです。
一つの事をテーマに研究を続ける事は容易ではないが、自分の信念さえあれば、
間違ったものでなければ、必ず、光が当たる。
いくら時代、環境、境遇によっては、批判、否定される事もあるかもしれませんが、
多数派が言っている事が必ずしも正しいわけではないです。
その事を証明して下さったのだと思います。
真鍋教授、ノーベル賞受賞、おめでとうございます!
2021.10.05
光陰矢の如し
もう来年のカレンダー、スケジュール帳、年賀状の申し込み、おせち料理の申し込み
と、気付けば、今年もあと僅か。
緊急事態宣言が解除されて、街も車が多くなった気がします。
本当に一年経つのが早いですね。
事業承継対策をと、話していた会社のオーナー兼社長様が先日、他界されました。
「まだ、わしは元気だから、大丈夫よ。ゆっくり進めて」と
おっしゃっておられましたが、それはコロナの前の話でした。
急に持病が悪化されて、入院されることになり、面会はできずにいました。
こちらの社長のご意向は、既に顧問税理士と顧問弁護士、銀行が勧めている
会社の事業承継対策の案のセカンドオピニオンをご依頼されておられました。
勉強熱心な方で、「民事信託を活用したら、どんな提案になる?」という事で
会社の定款、株主名簿、決算書、既に勧めている提案書を拝見して、見直しを
していましたが、どうも、社長の次期候補の方は、私の事を疎ましく思っていらっしゃる様で・・
この提案書を見ても、この次期候補の方にかなり有利な内容で・・
もう既に、争族の様子で、他界された社長は、天国で悔やんでいらっしゃると思います。
社長の一番の願いは、「わしが、自分の財産の承継先をわしが決める」という事でした。
しかし、それが叶わず、というより、この提案の内容を社長が何故、認めたのか、それとも
内容をきちんと把握していなかったのか・・今となっては不思議ですが・・
「まだ、大丈夫」でも、時間は本当に早く過ぎて行きます。
第6波が来て、動けなくなる事態も想定されます。
なので、対策は早めにお勧めします。


