これからは未来信託
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2022.10.05

相続登記実務で気付く相違点

 再来年(令和6年)4月1日から、「相続登記の義務化」が、スタートします。

相続登記の実務をさせて頂いている上で、私が気付いた点をお話したいと思います。

相続登記の申請をさせて頂く上で、まず、相続財産について調査させて頂きます。
これは、毎年、市区町村役場から届く「固定資産税納付通知書」をご持参頂き、
不動産の所在地、固定資産税の通知書にある評価額を拝見します。
(場合によっては、「名寄帳や固定資産評価証明書」等を取得することもございます)

この所在地で、登記情報提供サービスで、現在の登記記録上の登記名義人、家屋ですと、
登記されているか等を調査します。

評価額は、相続登記申請する際の必要な「登録免許税」の額を計算します。

おそらく「登録免許税」という税を知っていらっしゃる方は少ないと思いますが、
登記申請する際に同時に支払わなければ、登記申請を受領してくれません。
(厳格に言うと、必ず登録免許税を支払わなければ、登記申請自体、補正いずれは、却下されます。)

なので、我々、司法書士のご請求書の額に、ビックリされる方もいらっしゃいますが、
多くは、登録免許税の金額が高額な場合ですので、報酬が決して高額ともいえないので、
そこは、ご了承頂きたいところです。

困った事に、「登記情報」と「固定資産税通知書」に記載されている事項が相違している事が
ございます。

家屋で、家屋番号が違ったり、床面積が違ったりすると、役所又は法務局に問い合わせをして
訂正してもらえれば、良いのですが、これに時間がかかるケースが多いです。

「相続登記の義務化」にあたり、その周辺の書面についても、改善していかないといけない、
我々、司法書士では、窓口で問い合わせをするしかないので、
やはり、司法書士政治連盟で、議員さんに陳情して、手続きの円滑化にご協力して頂くしかない
と思います。

2022.10.03

【追悼】アントニオ猪木氏

 10月早々に、悲しい報道がございました。

アントニオ猪木氏永眠。

プロレス・格闘技ファン、いや、オタクの私にとって、呆然とするニュースでした。

24時間テレビやプロレス雑誌で、アントニオ猪木氏は数年前から難病と闘っているという事は
知っていましたが、何度も立ち上がってきたアントニオ猪木氏なので、病との闘いにも勝利して、
元気に「皆さん、お元気ですか!元気があれば、難病にも勝てる!」と、リング上で報告してくれると
信じていましたが、最期まで、闘い抜かれて、旅立たれました。

アントニオ猪木氏が設立した「新日本プロレス」は、今年50周年もメモリアルイヤーです。

これも、後世に跡を任せると言う意味があるのかもしれません。

テレビの報道では、当時の「モハメド・アリ戦」は、世紀の対戦と言われましたが、
プロレスをよくご存知の方は、知っていらっしゃるかもしれませんが、対戦前日に
ルールが変更され、「投げ技禁止・関節技禁止」と言う、プロレスラーにとって全ての
闘いの術を封印された試合でした。

そこで、アントニオ猪木氏は、立ち技だと、プロボクサーのパンチを受ければ、一発で終わって
しまうので、苦肉の策が伝説の寝てローキックを放つ、「アリ・キック」でした。

試合の翌日は、「世紀の凡戦」と、物凄いバッシングされた試合が
時代が変われば、異種格闘技、総合格闘技の原点と言われるので、
不思議な話です。

アントニオ猪木氏の闘魂とは、周りが反対しても、不可能だとしても、
自分が決めた事は、やり通すという自分との闘いなのかもしれません。

病と闘う姿も全て映像に遺しているのも、闘魂そのものを後世にも
伝えたかったのだと思います。

アントニオ猪木氏のご冥福を心からお祈り申し上げます。

2022.09.30

街に現れる猿、熊、猪などの自然動物と所有者不明土地問題と気候変動

 最近、ニュースで市街地に猿や猪、地域によっては、熊が出没していることが報道されています。

「なぜ、山にいた自然動物が街に出てくるのでしょうか?」
その答えは、簡単です!

気候変動により、植物が枯れ、所有者が不明な山が増え、
山の手入れをしなくなり、エサが山になくなったのだと容易に考えられます。

街は、食べ物の宝庫。

食べ物があると判ると、街まで下りてくるでしょう。

「背に腹は代えられない」のです。

この状況にしたのは、人間でしょう。

山に追い返しても、エサがない山には定住できない現状があるのかも
しれません。