これからは未来信託
これからは未来信託

ブログ

2023.02.06

「自らお客様の課題を見つけ、解決する力」が司法書士に必要なこと。

 登記、遺言、相続、後見・・

これらの業務を依頼する際に司法書士の名前が挙げってくると思います。

しかし、依頼する時点で、どうしたいのか、ご依頼の方が「答え」を持って事務所に
いらっしゃる事が、現在、多い様に思います。

多くのご依頼者、国民の皆さまは、
「どこに、何をしたいか、今、何をすべきか、出来るのか?」
そのご心配で、相談に行けない方が多いと思います。

あるコンサル会社から表題の事について、書かれていました。

「これからは、ただ待つのではなく『自らお客様の課題を見つけ、解決する力』が
必要です。」

幣事務所は、開業当初から、だだ登記の依頼を受任するのではなく、
『提案力』と『選択肢のご提供』と『あらゆる専門家との連携』と『解決力』に
尽力して参りました。

その時代がもう来ていると思います。

『予防法務とリスクマネジメント』『早期相談、早期対策』を中心に
他の司法書士と違った視点でご提案させて頂いております。

『歯の治療』をたとえに、重症化したら、治療の時間と痛み、治療費と
色々なものを費やす必要が出てきます。

法務の世界も「何かあってからでは、結局は裁判所の判断を待つ」と言う選択肢しか
なくなります。

その前に、自らの望むカタチに近いものにしておき、
なるべく紛争リスクを軽減する対策がこれからは、必要です。

2023.02.02

デジタルタトゥー

 SNSの発展、普及により誰もが情報発信をできる時代になって、
幾分か時間が経過しました。

かつては、テレビ、雑誌、新聞と言ったマスメディアが情報発信源でしたが、
いまや「インフルエンサー」と呼ばれる個人が発信する情報で「流行」が決まる
時代になっている様です。

手軽な上に、YouTubeで登録者数が増えれば、広告収入が入って億万長者になれる、
そんな時代です。

しかし、そのYouTube億万長者にも陰りが来ているようです。
そう、広告収入が著しく減少しているようです。
SNSの世界は流れが早いものです。

この容易さに隠れている、危険性があります。

それは、ネット上に写真や動画をアップすると半永久的に消せない事が
問題になっています。

「デジタルタトゥー」

若気の至りで、昔は終わっていましたが、
このSNSの世界では、数十年、数百年経っても消せない、

自分の過去に一生、責任を負わなければならない。

この事を強く、義務教育の時に教えるべきであると思います。

流行というものは、過ぎ去るものです。

欧米諸国では、人権として「忘れ去られる権利」が議論されています。

真にこの「デジタルタトゥー」を消去できる権利。

一度拡散してしまえば、良い意味では「影響力」がありますが、
悪用されると「脅迫」や「恐喝」といった犯罪の温床になります。

誰もがメディアを持てる今、手遅れにならないうちに、
日本でも議論すべきだと思います。

2023.01.30

完成形、完璧なものは世の中にない。

 起業される時、新たな部署に配置転換があったとき、転職したとき、
人生において、「新たなスタート」をするときがあると思います。

その時に、「よし、やってやろう!」と言う新たな意気込みはとても大切だと思います。

ここで、私からご進言させて頂くのは、「完璧な仕事」「完成形を作る」という目的は、
始めはモチベーションとして良いと思うのですが、メンタル面で途中で支障をきたす
事が多いようです。

日本人は、「根性論」「精神論」「気合」と言った、全ては否定しませんが、
論拠のない事で多くの才能を潰して来た歴史がございます。

かつて、現ロッテの佐々木朗希投手が甲子園で大船渡高校で投手として、
連投になり、佐々木投手の将来を見据えて、当時の大船渡高校の監督は、
連投を止めさせました。
当時、私は、監督の英断だと思いましたが、ベテランのプロ野球解説者は、
「なんで、あんな酷いことをするんだ。」と、痛烈に批判されていた方も
いらっしゃいました。

しかし、その当時の監督は、周りから批判があろうとも、佐々木投手は将来、
プロの道を選択する意思をご存知でいらしたから、その判断(続投をさせない)
をしたのだと思います。

日本でも「メンタルケア」という、とても大切な分野にようやく、気付き始めたようです。

「公認心理士」という資格もできました。

先進国では、顧問弁護士、顧問税理士と同じように経営者はメンタルカウンセラーがいます。

「メンタル」は、風邪や感染症以上に病む事が多いものです。
なぜなら、「免疫力」という抗体をもっておらず、常にリスクにさらされているからです。

その裏づけに日本では自死者が毎年2万人と、先進国では稀な誇れない事情がございます。

その政策をなかなか、政府もしない。
だとすると、自己防衛する必要があります。

その一つが「完璧を目指さない」「完成形をつくらない」という心の持ちようだと思います。

トライ&エラー、アクション&リアクション、何か行動して全て思いどおりになると考えず、
その都度、軌道修正をしながら、物事を進めていく。

世界中にある夢の国のテーマパークの設計者の方もおっしゃっていました。
「夢の国に完成形はない。なぜなら、夢は無限に広がって行くから。」

そうです、目標も夢も完成形はない、のです。

それを少しでも頭の中にあれば、きっと人生の壁の対処の方法も
色々あると思います。