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2021年08月

2021.08.05

『見方』を『味方』に変える。

 オリンピックに今回から正式種目になった「スケートボード」や「BMX」と言った
ストリート系のスポーツは、以前まで公園や街での「迷惑者」とされてきた様に思います。

「この公園では、スケートボード等の乗り物遊具の使用は禁止」

と、ベンチや手すり、タイルを壊す恐れや、事故の危険があるからでしょう。

しかし、オリンピックで日本人選手がメダルを勝ち取ると、
スケートボードやBMXの自転車を扱うお店への問い合わせが増えて、
競技人口が増える兆候です。
また、施設も専用の公園が設営され、一大ブームになるかもしれません。

「e-sports」も同じことがいえるでしょう。
家でテレビゲームに興じている姿は、かつては「遊んでいる」と親に思われ、
「はやく勉強しなさい」と、言われた時代が私の学生時代でした。

ところが、「e-sports」は、「遊び」の分野を飛び越え、「世界」まで飛び越えて、
ひとつのスポーツ競技になっております。
「e-sports」専用の椅子(ゲーミングチェア)や専用のキーボードが販売され、
こちらも一つのビックビジネスになっております。
アメリカの「e-sports」選手の上位は、年収3億以上の方もいらっしゃるほどです。

これは、「テレビゲーム」=「遊び」から「ビジネス」になっており、
周囲の見方(ミカタ)が、一躍、親族も味方(ミカタ)になって応援される
時代になったようです。

しかし、どちらも共通しているのは、懸命に頑張った人達がいるという事だと思います。

それを理解し、支えてくれた人達がいるということでしょう。

新たな挑戦するには、まず一歩。
それを踏み出せる、彼らは「恐怖」より「楽しむ」という「前向きな」気持ちがあったから
現在のメダリストやe-sportsプレイヤーが誕生したのだと思います。

何事も「楽しんだもの勝ち」かもしれませんね。

2021.08.03

これからは「乗せる」仕事の時代⁉

 興味深い話をYouTubeで聴いたので、ご参考までにと思いまして。

東京の司法書士法人アコードの近藤司法書士がYouTubeしていらっしゃって
拝見するのですが、私が7年前に事務所の開業にあたって、大学生の時に所属していた
ゼミの先生がアドバイス下さったことと、共通する内容で、「なるほど」と、
改めて納得したので、投稿します。

近藤司法書士は、YouTubeで福岡のコンサルの方に「仕事は大きく3種類に分けられる」と
お聴きになったそうです。それは...

①「抜く」仕事
②「張る」仕事
③「乗せる」仕事

①は、日本の従来の職業形態で、酒屋の卸業や物販の小売業、又は我々士業の従来業務
すなわち、価値の提供は誰がしても変わらない、価格競争になりやすい、150円のお茶を
買う際に、コンビニでもスーパーでも自動販売機でも代わる仕事です。

司法書士で言うなら、「登記業務」といったメイン業務、税理士で言うと「記帳代行、申告業務」
行政書士なら「許認可業務」。どの同士業がしても基本、結果が同じでないといけない業務です。
(そうしないと、登記も許認可業務も通りませんから)
この業務を生業に出来たのは、社会が成長期であったからだと思います。

②は、不動産業者や株の投資家が、安く対象を買い、高く他に売って利益を得る仕事です。
株式投資はすでにAIが行っているケースも多くなり、不動産に関しても何かプラスアルファが
必要なお仕事だと思います。

③は、これからも生き残れる仕事です。
その人にしか出来ない価値を提供する、提案型のお仕事です。
これは、かつての国家資格の業種でしたが、既にDX(デジタルトランスフォーメーション)
AI(人工知能)、ディープラーニングによって、ビックデータがあれば、AIが答えを最適なものを
出してくれる世界になりましたので、国家資格は残念ながら、これには、もう該当しないと思います。

しかし、国家資格のメイン業務が減少しても、そこに附随する業務がメインになれば、
十分に生き残れると私は思っております。

ここで7年前、開業するにあたり、私の恩師がはなむけの言葉として下さった言葉を
思い出しました。

『これからは、司法書士の日下君ではなく、日下君が司法書士をしているから、相談してみよう
と、思ってくれるファンを誠実にたくさん増やしていって下さいね。初めは大変だと思うけど、
出来るはずだよ』と、おっしゃって頂きました。

今も、それを実践し続けているので、困難な事や壁も多いですが、『なりたい姿』があるので、
お蔭さまで、仕事をさせて頂いております。

私にしか出来ない、仕事、ご提案、「何かあると、ふと頭をよぎる存在」になれるように
改めて頑張って行こうと思います。

岡山も新型コロナ感染拡大で、明日から飲食店では時短要請が始まります。
まさか、ZOOM等を通して会議をする事は、遠い将来の事と思っておりましたが、
実際、今、活用していますよね。
「こうしたら儲かる」「こうしたら成功する」「こうしたら合格する」といった
「出来る本」が、巷にありますが、それらは通用しなくなる時代だと思います。

個人的感想を言うと、それをして成功したり、儲かったりするのは、「たまたま」という
運のしろものだと私は思っております。

自分で決めた「WAY」を、歩んでいきたいと思います。

2021.08.02

『日常生活の引力』が成長、変化を妨げる⁉

 最近、お仕事を一緒にしている方と話していて、大いに気付く事がありました。

『日常生活という引力が強いと、新しい事の手を出しにくくなりますよね。
今のままで、いいか、と思うと何もしなくなりますよね。』

う~ん、なるほど。
お判り頂けますか。

人間、経験した事については当然のように、恐怖もなく手を出せる事が
多いですが、未知の経験は想定が付かないので、恐怖と危険を恐れて、
手を出さなくなる。
別に新たな未知の分野の手を出さなくても、現状の仕事でご飯が食べれるから、
今のままで、いいや。

って、感じる事です。

そうですよね、生活できていれば、未知の新たな分野への挑戦をしなくても
いいですよね。

しかし、今している仕事や業務で10年先、いや次の「パリ五輪」のときに
生活できているでしょうか?

『♪今以上を欲しがるくせに、変わらない愛を求め歌う♪』
ミスチルの『くるみ』という曲の歌詞です。

真にこのことでしょう。

今以上が欲しいけど、変わらないでもして欲しい。
これは矛盾することです。
なぜなら、今以上になるには変化を許容しないといけません。
でも、変わらないでいて欲しいのなら、『今以上』を求めることは、
無理です。

年齢を重ねるごとに、時代の変化に疎くなるというか、
もしかしたら、受け入れたくないという気持ちが強くなるのかも
しれません。

そうすると、年齢を重ねても好奇心の強い人しか、
この変化、成長をすることが難しくなるのかもしれません。

私は、今でも好奇心が強い方ですので、
新しい事に興味が湧き、知りたくなる。
これは、欠点のように思えてきましたが、最近になって長所かな
と思うようになりました。

司法書士試験の時も「受験では、これだけの知識で十分」と講師の方に
言われても、書店で数冊、書籍を買って、自分なりの納得する点を求めていました。
「そんな事してるから、模試はよくても本試験通らないじゃない」と、言われて
苦虫を噛み潰したような気分でした。

しかし、これが今の実務、業務に役立っているように思います。

今まで司法書士が特にそうですが、「どの司法書士がしても、答えは同じでないといけない」
業務から、「司法書士によって、その業務に対して、どのようなアプローチを出来るか否かの差」
が、出てくる様に思います。

良いも悪いも、誰も経験したことのない「少子高齢化」という社会で
対策、解決策を見出さないといけない時代ですから。