これからは未来信託
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ブログ

2021.08.03

これからは「乗せる」仕事の時代⁉

 興味深い話をYouTubeで聴いたので、ご参考までにと思いまして。

東京の司法書士法人アコードの近藤司法書士がYouTubeしていらっしゃって
拝見するのですが、私が7年前に事務所の開業にあたって、大学生の時に所属していた
ゼミの先生がアドバイス下さったことと、共通する内容で、「なるほど」と、
改めて納得したので、投稿します。

近藤司法書士は、YouTubeで福岡のコンサルの方に「仕事は大きく3種類に分けられる」と
お聴きになったそうです。それは...

①「抜く」仕事
②「張る」仕事
③「乗せる」仕事

①は、日本の従来の職業形態で、酒屋の卸業や物販の小売業、又は我々士業の従来業務
すなわち、価値の提供は誰がしても変わらない、価格競争になりやすい、150円のお茶を
買う際に、コンビニでもスーパーでも自動販売機でも代わる仕事です。

司法書士で言うなら、「登記業務」といったメイン業務、税理士で言うと「記帳代行、申告業務」
行政書士なら「許認可業務」。どの同士業がしても基本、結果が同じでないといけない業務です。
(そうしないと、登記も許認可業務も通りませんから)
この業務を生業に出来たのは、社会が成長期であったからだと思います。

②は、不動産業者や株の投資家が、安く対象を買い、高く他に売って利益を得る仕事です。
株式投資はすでにAIが行っているケースも多くなり、不動産に関しても何かプラスアルファが
必要なお仕事だと思います。

③は、これからも生き残れる仕事です。
その人にしか出来ない価値を提供する、提案型のお仕事です。
これは、かつての国家資格の業種でしたが、既にDX(デジタルトランスフォーメーション)
AI(人工知能)、ディープラーニングによって、ビックデータがあれば、AIが答えを最適なものを
出してくれる世界になりましたので、国家資格は残念ながら、これには、もう該当しないと思います。

しかし、国家資格のメイン業務が減少しても、そこに附随する業務がメインになれば、
十分に生き残れると私は思っております。

ここで7年前、開業するにあたり、私の恩師がはなむけの言葉として下さった言葉を
思い出しました。

『これからは、司法書士の日下君ではなく、日下君が司法書士をしているから、相談してみよう
と、思ってくれるファンを誠実にたくさん増やしていって下さいね。初めは大変だと思うけど、
出来るはずだよ』と、おっしゃって頂きました。

今も、それを実践し続けているので、困難な事や壁も多いですが、『なりたい姿』があるので、
お蔭さまで、仕事をさせて頂いております。

私にしか出来ない、仕事、ご提案、「何かあると、ふと頭をよぎる存在」になれるように
改めて頑張って行こうと思います。

岡山も新型コロナ感染拡大で、明日から飲食店では時短要請が始まります。
まさか、ZOOM等を通して会議をする事は、遠い将来の事と思っておりましたが、
実際、今、活用していますよね。
「こうしたら儲かる」「こうしたら成功する」「こうしたら合格する」といった
「出来る本」が、巷にありますが、それらは通用しなくなる時代だと思います。

個人的感想を言うと、それをして成功したり、儲かったりするのは、「たまたま」という
運のしろものだと私は思っております。

自分で決めた「WAY」を、歩んでいきたいと思います。