これからは未来信託
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ブログ

2021.08.02

『日常生活の引力』が成長、変化を妨げる⁉

 最近、お仕事を一緒にしている方と話していて、大いに気付く事がありました。

『日常生活という引力が強いと、新しい事の手を出しにくくなりますよね。
今のままで、いいか、と思うと何もしなくなりますよね。』

う~ん、なるほど。
お判り頂けますか。

人間、経験した事については当然のように、恐怖もなく手を出せる事が
多いですが、未知の経験は想定が付かないので、恐怖と危険を恐れて、
手を出さなくなる。
別に新たな未知の分野の手を出さなくても、現状の仕事でご飯が食べれるから、
今のままで、いいや。

って、感じる事です。

そうですよね、生活できていれば、未知の新たな分野への挑戦をしなくても
いいですよね。

しかし、今している仕事や業務で10年先、いや次の「パリ五輪」のときに
生活できているでしょうか?

『♪今以上を欲しがるくせに、変わらない愛を求め歌う♪』
ミスチルの『くるみ』という曲の歌詞です。

真にこのことでしょう。

今以上が欲しいけど、変わらないでもして欲しい。
これは矛盾することです。
なぜなら、今以上になるには変化を許容しないといけません。
でも、変わらないでいて欲しいのなら、『今以上』を求めることは、
無理です。

年齢を重ねるごとに、時代の変化に疎くなるというか、
もしかしたら、受け入れたくないという気持ちが強くなるのかも
しれません。

そうすると、年齢を重ねても好奇心の強い人しか、
この変化、成長をすることが難しくなるのかもしれません。

私は、今でも好奇心が強い方ですので、
新しい事に興味が湧き、知りたくなる。
これは、欠点のように思えてきましたが、最近になって長所かな
と思うようになりました。

司法書士試験の時も「受験では、これだけの知識で十分」と講師の方に
言われても、書店で数冊、書籍を買って、自分なりの納得する点を求めていました。
「そんな事してるから、模試はよくても本試験通らないじゃない」と、言われて
苦虫を噛み潰したような気分でした。

しかし、これが今の実務、業務に役立っているように思います。

今まで司法書士が特にそうですが、「どの司法書士がしても、答えは同じでないといけない」
業務から、「司法書士によって、その業務に対して、どのようなアプローチを出来るか否かの差」
が、出てくる様に思います。

良いも悪いも、誰も経験したことのない「少子高齢化」という社会で
対策、解決策を見出さないといけない時代ですから。