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2021.08.17

令和3年度司法書士試験筆記択一の基準点発表!

 司法書士試験受験生活が長かった為か、この時期8月上旬から中旬に司法書士試験の択一の基準点が
発表される事が、頭の片隅に今もあります。

昨年は、1次、2次とも基準点が低かったので、今年は上がる傾向にあると思いました。

今年は、1次試験が81点(27問)、2次試験が66点(22問)が基準点でした。

いわゆる足切りですね。

苦い思い出があります。

1次試験は、基本的に高得点の傾向があり、2次は低い傾向がございます。

受験生の頃は、2次科目の方が得意でしたので、
1次で87点(29問)が基準点の年がありました。

これには、びっくりしましたが、今思えば、1次で民法、会社法が得意で
何故か、憲法に苦戦しましたが、その時に勉強していたので、今、実務で役に立っています。

受験生時代は、「条文は読まなくてもよい」という講師が多かったですが、
実務をしていて、思うのは「条文を受験生の頃、読んでいてよかった」という事です。

現在、毎年の様に法律が何かしら改正されています。
まず、情報として、条文を確認するのは、実務家として必須です。
受験時代のように、表や理解しやすい書籍は、時間が経過して販売されるので、
まずは、条文と逐条解説(立法担当者の解説本)で、概要を理解する必要があります。

「表現の自由」が守られている日本なので、「専門書」でも、間違った解釈の書籍も存在します。

なので、受験生時代は「1冊の本、1冊の問題集」と言われていましたが、
実務をすると、色々な書籍を読み比べる必要も出てきます。

ネットの情報もありますが、そこは自己責任。「信じるか、信じないかはあなた次第」の世界です。

長くなりましたが、今年、受験された方、本当にお疲れ様でした。
この基準点の発表で、口述試験さらには簡裁認定に向けて取り組むか、
来年、本試験を目標にするかの判断をする時期だと思います。

この様子では、来年もコロナ禍での受験になるかもしれません。

やはり、一番は後悔しない選択をする事だと思います。
しかし、「ベスト」な選択肢はないと思います。
私も合格まで時間を要した方ですから、その当時は、全力を尽くしたのに
結果を得られず、どうすればいいか、悩んだ時期もありました。

その時は、色々な人の経験(司法書士問わず)を聴いたり、本を読んだりして、
模索しました。
この時期だったからこそ、今思えば、多くの物を得ることが出来たのかなとも
思います。

是非、ご自身で「選択した」「信じた」道を歩んで下さい。

きっと、思ったより良い方向かもしれないので。