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2021.04.06
『諸行無常』
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵におなじ。
『平家物語』第一巻「祇園精舎」より
一度は、誰しもが、この文章は暗記した覚えがあると思います。
『諸行無常』
この言葉は、『栄華は、天下を取った人間でも永遠には続かない。儚いものである』
という解釈にも取れますが、
『苦労も長くは続くものではない。必ず時代は変わる、良い時が訪れる』
とも解釈できます。
いくら、絶対王者にも、負けること、世代交代は必ず訪れる。
それが自然の摂理である。
そうです、良い時も永遠ではないですが、悪い時も永遠に続かないのです。
これを、40歳過ぎて、改めて平家物語の一文を読むと痛感します。
挫折と苦労を乗り越えて『いいオトコ』になりたいと思います(^_-)-☆