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2021.03.26
『相続登記が義務化』される前に、今のうちにお話を!
今国会で、「相続登記の義務化」を筆頭とする民法、不動産登記法の関連法案が
審議、通過される様です。
「相続」と言っても、かつては相続人皆さまが顔馴染みの方々でしたので、
「遺産分割協議(誰がどの相続財産を取得するかの話合い)」も、スムーズに
進んでおりました。
しかし、核家族化や単身世帯、離婚されておられる方など、
家族関係は、複雑になりその影響を受け相続手続きも複雑になります。
まず、遺言書等の生前対策をされておられなければ、「法定相続」になり、
「法定相続人」を見つける手続きから始める必要がございます。
そこで、現在では、本籍地を管轄する役所に戸籍を請求しなければなりません。
(まもなく、どこの役所でも戸籍を取得することが出来るようになりますが)
そこで、時間と費用が以外にもかかり、ご当事者さまでは、ご負担が多いとのことで、
幣事務所にご相談に来られる方もいらっしゃいます。
このように、日本は「法定相続制度」で、どんどん相続財産が持分化され、
相続人が増えていきます。
やはり、早めの相続手続きも必要ですが、生前対策(争う族にならない対策)が
必要になります。
是非、ご自身がお元気なうちに、「想い」も添えて後世に承継させる準備を
お勧めします。