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2021.03.16
俗に言う「ワンストップサービス」の弱点
相続、事業承継でよく士業が「ワンストップサービスで対応しますから安心です」という
アピールをしています。
特に同じ名前のグループで、各士業が事務所を構えている。
私見ですが、同じ名前で他士業のグループは、トップダウン、
すなわち、そのグループの大ボスの「鶴の一声」で提案も一つしかできない
ことが多いです。
このサービスから決めて、ご依頼者のオーダーを聴けない。
すなわち、そのグループの実質トップのゴーサインがないと、
意思決定できないことが多いです。
我々の協同組合は、その点が嫌だったので、「協同組合」という形で
信託の組成の組織を立ち上げました。
「協同組合」は各組合員の意思によって、決定します。
上も下もない、のです。
よって、代表がゴーサインを出しても、組織としてゴーということは、
ないのです。
窓口が一つであるのは、ご依頼者様にとって利用しやすいですが、
肝心な実務、案件の提案内容は、「トップ」の意向が反映されたものが
多いように思います。
この点もご考慮されて、相談のパートナーをお選び下さい。