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2021.01.19
司法書士の時代の変化への対応力
ソロキャンプ、エモい、おうち時間、リモートワーク、新しい生活習慣…
これらの言葉は、新型コロナ感染予防の生活に入ってから生まれた言葉です。
『エモい』とは、『エモーショナル』懐かし、とか懐古という若者言葉で、
僕が学生時代、幼少期に流行した音楽や服、カルチャーが『カッコいい』らしいです。
音楽や洋服、カルチャーは時代をめぐって、新たな要素が入って流行します。
事務所の本棚を整理しながら、改正された内容の書籍、旧法時代の書籍と
分けて行くと、開業して6年目になりますが、やはり、法律はどんどん変わって
います。
開業当初の登記業務(決済)から、現在は民事信託を活用した予防法務とリスクマネジメント
という分野にシフトして、勿論、登記業務は司法書士業の柱ですから、ご依頼があれば、応諾しますが、
購入している書籍の分野が多岐に渡るようになったなぁ、と感じました。
家族信託=認知症リスク対策、というイメージが世間ではついていますが、それは、信託の代行機能
を活用しただけで、本質ではありません。
僕が所属している協同組合親愛トラストは、その他、自己信託の活用、事業承継、LGBTの方の資産承継、
民法の所有権では、できない『信託受益権』を活用した流通方法等、まだまだ信託には活用に幅は多いにあります。
決して、僕の所属するグループが優秀だ!とアピールしているのでは、ございません。
社会問題で、何十年も問題のまま、議論も解決策も出せなく、停滞している問題が沢山ございます。
『少子高齢化』『空き家』『会社の後継ぎ』すべて、『問題』という言葉がついて、何十年も『問題』という名目の
基に専門家や研究家が集まり、議論されていますが、解決策、解決に至っていません。
それは、今までのアプローチでは、『無理』と決断し、新たな法律による解決策を模索すべきです。
果たして、司法書士は『街の法律家』と言いながら、業務は『登記』『相続・遺言』『後見』と、
自らの可能性を制限しているように感じます。
『司法書士のための司法書士』ではなく、『国民に渇望される司法書士』に、そろそろなるべきでは、
ないでしょうか?
新しい分野には、リスクが伴います。しかし、『登記』は、特殊な内容を除き、AIが代替してくるでしょう。
『司法書士』になるための試験科目は多岐に渡り、より実務的な内容です。
社会に還元できる知識があります。それから如何にして知恵に結び付けて、社会問題の解決のインフラに
なれるか!そこが、これから問われる真価になると思います。
やはり、早く、『エモい』司法書士から、『国民から渇望される司法書士』に進化を遂げるべきであると、
ともに僕も、そこを目指して精進して参ります。