これからは未来信託
これからは未来信託

ブログ

2020年02月

2020.02.27

『認知症の兆し、視線で検知』

 『2030年には世界で7500万人まで増えるとされる認知症患者。従来は医師の問診しか判断方法がなかったが、
視線や生活動作から兆候を見つける手法をJVCケンウッドやエーザイなどが開発した。早期に予防や治療に
取り組めば発症を遅らせられる。2兆ドル(約220兆円)とも推計される巨大市場の開拓に向け、早期発見
技術の開発が加速する。(令和2年2月27日 日経新聞朝刊より)』

私の亡くなった祖母も認知症でした。
確かに、ずっと、調子が悪いかというと、そう言うことはなく、
きちんと会話ができる時もあり、一言に『認知症』といっても
難しいと、思います。

この記事を見て、ふと思い出したことは、祖母も調子のよい時
は、視線、目がしっかりしていました。
「目は口程に物を言う」とは、よく言ったもの。
真にその通りだったことを思い出しました。

行動、視線によって認知症の症状を早めに予知できれば、
対策法の選択肢も広がると思います。

祖母の認知症を経験して思うのは、認知症の本人も辛いだろうし、
介護している家族も大変で辛いと思います。
少しでも重症化を防げるなら、色んな知識を集約して取り組んで
欲しいと切に思います。

2020.02.21

【不動産関係の皆さま・必見!】今年の4月に!

 2020年4月に施行予定の改正金融商品取引法により、不動産取引や不動産登記にまで大きな影響が
及ぶといわれています。

ポイントは。。

・世界から取り残されないための改正
・株式のように不動産を取引、今までにない新市場を形成

詳しくは、今後、ブログにて、内容をお伝えします。

2020.02.18

「キャッシュレス決済」を利用の際は、ご注意を!

 「キャッシュレス決済」によるポイント還元など、一見お得さが目立ちます。

しかし、クレジット機能があるもの、チャージ式のもの、「キャッシュレス決済」とは言え、
各社それぞれの方式で違いがあります。

「本人確認」が必要なものには、クレジット機能がついているものが多く、利用可能額
とあっても、実は借入している場合があります。
日本の「キャッシュレス決済」制度はまだまだ、発展途上の中ですので、
ご利用する際は、規約等よくご理解されて、利用されることをお勧めします。

金額を自分で入力して決済する方式で、1桁違うと高額になりますし、
失敗したと思って、もう一度やり直してみると、二重払いをしていたり、
注意して、ご利用ください。

2020.02.17

「デジタル遺産整理」について

 オリンピック・パラリンピックの記念すべき年のスタートに新型コロナウイルスの流行で、
社会は、混乱していますね。
特に手洗いが一番重要な予防策で、十分な食事と休養をとることが大切だと専門家の方が
おっしゃっていました。
本当に気を付けたいものですね。

日本人の一人、スマホ、タブレット、パソコン等の電子機器を持つ時代になりました。
その中には、膨大な個人情報や、趣味、趣向、交友関係が集約された、いわば、自分
の脳の記憶媒体と言っても過言ではないかと思います。
ご家族や知人、友人といった親しい方にも見られたくないプライベートな情報が
入っていますよね!

昨今、お亡くなりになられた方の遺品整理をと思って、スマホ、パソコンを開こうと
しても、パスワードが分からず、電子決済やネットで取引をされていて、どこと
取引があるのか、ないのか、特に財産に関わる事も含まれている可能性があるので、
開こうとも、開けない状況を多々、最近ご相談頂きます。

スマホ、パソコンの管理、販売が外国の企業でしたら、「開かずのパソコン」に
なり可能性が大変高くなります。(海外の企業は、個人情報は、その方のあくまで、
個人情報だから、相続人とは言え、教えられない、というかAIが管理しており、企業側も
パスワードが分からないのが、本音だと思います)

よって、「デジタル遺産整理」をふくめた死後事務委任が注目されております。
生前にお亡くなりになられた後、死後の身の回りの整理について、お願いをしておく契約です。
その契約でお亡くなりになられた後、パソコン等のパスワードをお聴きしておいて、
すみやかに処理をするものです。もちろん秘密保持義務が我々(士業)にはありますから、
故人が中身を秘密にしておきたいものであれば、相続人とは言え、むげに中身を伝えることは
できません。(積極財産等の電子マネー等があれば、相続財産なので、ご報告します。契約の時点で
ご本人のご意向をもちろん聴きますが)

これからの時代、是非、予め考えて頂いて欲しいことです。
(相続人さんが苦労されますので)

2020.02.14

獣神(サンダー)ライガー引退。

 趣味の分野になりますが。

プロレス界に「ジュニア」という世界(階級)の第一者でもある、
新日本プロレスの「獣神サンダーライガー」が、今年の1月5日の
東京ドーム大会を持って引退されました。

私が一番熱中していた中学生のころから、第一線で、当時では考えられない
技で釘付けになっていました。
今では、主流ですが「雪崩式フランケンシュタイナー」「シューティングスタープレス」
など、当時ビデオに録画して、何度も繰り返し見て、友人との「プロレスごっこ」で
試していました。(到底、無理なことですが)

31年間、プロレス界の第一線で、団体の垣根を超えた大会や、試合をして、
とてもファンを楽しませてくれました。

最後の言葉で「昔の人は、もっと練習してたって、いうけど今の選手の
方が物凄く練習している。俺はそれを見てきたから断言できる。
とにかく俺はプロレスが好きだから、今度は見る方で楽しませてもらうよ」

とても素晴らしい後輩へのエールであり、それには後輩を称え、尊敬の念も
感じられる、さすが、世界のライガーと思いました。

プロレスと格闘技の違いを私なりに定義すると、
プロレスには感動があり、格闘技には興奮がある。

それが違いかなと思います。

是非一度、ご機会があれば、見てみてはどうでしょうか?

2020.02.14

「つながらない権利」⁉

「働き方改革」によって、日本の労働環境は劇的に変わりつつあります。

「辞職代行業」、自分の代わって、勤め先に退職の旨を伝えてもらう。
僕が、十数年前、新卒でサラリーマンをしていた頃には考えられませんでした。

「つながらない権利」、終業後、休日の日には、メール、電話等一切、仕事の
要件で、会社から掛けてはいけない、逆に電話をとらなくてよい権利が、
「つながらない権利」の様です。先進国の中では、進展していて日本の企業
も導入化している企業もあるようです。

「詰め込み教育」「就職氷河期」「失われた社会」の世代を経験した私にとっては、
とても新鮮です、というか、考えられなかった労働環境です。

変わる、という事は良い事だと私は思います。
時代、社会が変わり、そこで動く人間も変わらないといけないと思います。

だからこそ、変わってはいけない、失いたくない事の大切さにも
気づけるのだと思います。

いい塩梅の「潔さ」が、今、時代は求めているように感じます。 

2020.02.10

「キャッシュレス化」時代

先日、「キャッシュレス決済」について研修を受講してきました。

「Pay Pay」や「LINE Pay」「メルペイ」等々、色々ありますよね。
皆さんは、利用されてますか?

研修会に出て、色々知らない事が多くあるな、というのが感想です。
それぞれの決済手段によって、全然仕組みが、実は違うのだと。
よく利用の規約をみて利用しないと、いつの間にか、借入してるかも
しれません。

そこが、まだ統一されていないため、利用する際は、ご注意下さい。

ポイントが還元される、といても還元方法が全く違いますので。

便利なものには、やはり、リスクがある、ことも念頭に入れて
賢く利用しないといけませんね。 

2020.02.05

サイバー攻撃による損害を補償する保険

 日本は、サイバーセキュリティに対しての意識が低い国として、
各国のハッカーから標的になってます。

有名企業が情報漏洩、特に個人情報はアンダーグラウンドの世界では
石油に匹敵するほどの高値で取引されている様です。

内部の者が情報を持ち出す場合もありますが、外部、特に海外からの
サイバー攻撃に対する策は喫緊の課題とされております。

士業の世界もオンライン化が進み、ネット世界なしでは仕事ができない
状況です。
やはり、というか、当然というか、サイバー攻撃の被害を補償する
損害保険が登場したようです。

当事務所はUTM(チェックポイント)を導入して、サイバーセキュリティ
にも力を入れております。
かつて一度、南米の方からサイバー攻撃がありました。
おかげさまで、UTMが防いでくれて、被害はありませんでした。

お客様やご依頼者の個人情報はどの職種でも扱うと思います。
万が一サイバー攻撃を受けると、パソコンの情報漏洩に留まらず、
パソコンのメールリストにあるアドレスに向けて、ウィルスを
添えたメールを送り、相手がメールを開くと、またウィルスに
侵入されて、その連鎖で損害は大きくなるでしょう。

家の鍵同様に、パソコンにも「防犯対策」を講じることを
お勧めします。

2020.02.04

「相続権」を遺したら、大切な愛犬『タロウ』が酷いことに!

 お子様が独立されて、東京や大阪といった大都市部にマイホームを
建てられて、お嬢さんも嫁がれて、実家が寂しくなったので、ペットを
飼っていらっしゃる方がおられました。(愛犬『タロウ』です。)

その『タロウ』という名前は、先立たれたご主人のお名前。
ご自身の畑で、野菜を育て、ご近所の方とお話をする事と、
愛犬『タロウ』と遊ぶことが生きがいでした。

ところが、急に心筋梗塞で旅立たれ、愛犬『タロウ』は、
ご近所の方々がお世話をしてくれていました。

49日後、東京にいるご長男、大阪にいるご長女が
旅立たれたお母さんの遺産について話合いをする事に
なりました。

相続財産は、ご自宅の土地、建物、畑数筆、預貯金と
都市部にとある駅前の小さな土地でした。

ご兄妹は中がよく、「均等になるようにわけよう」と
お二人で合意して、専門家にお願いしようと進んでしました。

ところが、ご長男の奥さんが口を出してきました。
「均等に分けるんなら、あの駅前の土地だけは手に入れなさいよ」
日頃から、ご長男さんに意見を言う奥さんでした。
そこから話が円滑に進まず、なぜか、相続人ではない第三者の
ご長男の奥様が、ご長男さんに変わって、妹さんとやり取りを始め、
兄妹の間もこじれ、「家事調停」にまでなりました。

忘れてませんか、愛犬『タロウ』のことを。
妹は、「私はマンションだから飼えないから」と。長男の奥さんは犬アレルギーだから無理。

実際にあったお話です。「相続権」という権利を子供に遺したために、起こってしまいました。

「私の子供は仲良いから」と思われていても、「相続権」という権利を遺すと争いになりかね
ませんし、思わぬ場外から関係のない第三者がリングインしてきます。
命ある大切にされていたペットも法律上は、『動産』です。協議の蚊帳の外にされることを
多々拝見します。

お元気なうちに、ご自身のため、ペット、ゆくゆくはお子様のために
対策をされておくことを、お勧めしております。
(ちなみに愛犬『タロウ』は、ご近所の人気者でしたので、ご友人がお引き取りに
なられました)


2020.02.02

昨今の民事信託に関する判例の傾向について

 「民事信託契約」に関する地裁レベルの裁判例を見るようになりました。

裁判例の判決の理由を読めば、だんだんと私人間どおしの信託、ちなわち
「民事信託契約」の地裁の捉え方が少し見えてきました。

私見ですが、裁判所も民事信託とは、何か、手探りで研究されておられる
様です。
判明していることは、信託法自体が英米法として捉えていらっしゃること、
委託者受託者間の信頼関係、絆の足跡(証拠)を遺している契約については、
強固な契約であると認めていることです。

「民事」なので、あくまで「私的自治」が重要視されます。

民事信託契約自体が、いまだに「無効」と理論立てて原告の代理人に
なられる弁護士の方が多い様に見受けられます。

しかし、契約を崩すまでの正当な反論を見受けません。

「信託法」という法律が制定され、10年が経ちますが、
国民の一人でも、民事信託により、ご自身の財産をどうするか
について、よりベターなご提案を出せ、実行できるのであれば、
法律家は議論すべきである、と私は考えております。

法律は、やはり国民に託された国会議員で構成される国会で
決議され、制定されるので、法律家は法律と真摯に向き合い、
どう運用すれば、国民のためになるか。
常に私は、実務運用をしなければならない、と考えて、
ご依頼者の方と向き合っていきます。