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2020.01.20
18歳に出会った言葉が、今、現在も響き、助けてくれる
センター試験を受験された皆さま、お疲れ様でした。
おそらく、今日は自己採点の日。今後の受験スケジュールの確認、
変更になる重要な日ですよね。
様々な資格試験、高校受験、中学受験、様々な受験と戦っている方の
お役に立てば、嬉しいことを書きます。
昨日のブログの内容どおりに、私はことごとく受験に失敗、挫折してきました。
19歳のセンター試験(すなわち1浪しました)の自己採点の時点で、
国公立大学の志望校を変更せざるを得ない点でした。
その時は、生まれて初めて慟哭しました。泣いても泣いても、涙が止まらない
程、自分でもここまで勉強したのに、この結果は、と自己嫌悪感もありました。
その折、ふと本屋さんに行って、一冊の本が目にとまりました。
唐沢寿明 著の『ふたり』という本でした。
唐沢寿明さんが出版された、当時、山口智子さんとご結婚されて、
注目されていた本でした。
まず、目にとまったのは、本の帯の本の推薦書きでした。
『ある時期、人は世の中から「オマエは無力だ」ということを嫌というほど
思いしらされる。そこで、大半の人たちは何かをあきらめてしまう。
だが、大切なことは、逆に無力だと自覚することだ。
そして、「無力」だと思っても、「無能」だと思ってはいけないという
ことだ。(原文抜粋)』
という感想を作家の村上龍 氏が、この本を読んで感じたことを書いてました。
今では、この『ふたり』は文庫本で、この帯はないと思うので、
帯付きの手元にある『ふたり』の書籍は大切に持っています。本も色褪せて来ましたが、
そこが、自分の人生と共に歩んで来てくれた感じがして、宝物の一つです。
今でも、ヘコんだとき、壁にぶつかった時、どうしようもない時、この本は、今でも
寄り添い、突破口を指南してくれています。
人との出会いも大切ですが、本との出会いも私は大切だと思います。
皆さんも、色々と迷ったときは、本屋さんで本との大切な出会いを探してみてはいかがでしょうか。