ブログ
2020.01.14
『アドレスホッパー』と『サブスクリプション』という新たなライフスタイル
先日、当ブログで『空き家問題』の解決策として、居住用住宅のサブスクリプションに
ついて話題にしました。
最近、知ったのですが、居住用住宅のサブスクを利用している方を『アドレスホッパー』と
呼ぶらしいです。なるほど・・と思いました。
SNSが発達した今、誰かが付けた名称が、たちまちに拡散していきますね。
何も持たない(所有物がない)方が若者で増えているようですね。
5Gの通信の発達により、その場にいる臨場感を遠くにいても共感できる時代の
ようです。
家を借り(買い)特定の場所の会社に毎日通うというライフスタイルは、
2年後には、例外になっているのかもしれません。
トヨタ自動車の豊田章夫社長が、日本の経団連の新年の会合ではなく、異国の地で
『新たなプロジェクト』を発表しておりました。
そう、富士山麓に『先進技術の街をつくる』というものです。
平成元年には、世界のトップ企業ベスト10は、すべて日系企業でした。
令和元年は、日系企業では、トヨタ自動車の42位が最高位でした。
豊田章夫社長の言葉で印象的だったのは、『一つの企業では、大きなプロジェクトは
できない。よりよい街をつくるために世界の優秀で意欲のある企業と組みたい』と。
なるほど、意欲的な企業かぁ!
意欲的という言葉がこれからの社会、人間、ビジネスマンのキーワードになると思います。
2020.01.13
認知症研究の第一人者が認知症に⁉
先日、NHKで認知症の研究の第一人者の長谷川和夫医師が認知症になった、ドキュメント番組を
しておりました。そう、「長谷川式簡易スケール」の生みの親の方です。
長谷川医師ご自身が、患者さんの行動を記していたメモどおりの行動を、
長谷川医師ご自身が同じ行動をする様になり、他の医師に診断してもらったそうです。
「痴呆症」という言葉を「認知症」という名称にされ、日々、患者さんと向き合って
来られた方が、「認知症」になられたのは、ショックなことですが、長谷川医師は、
ご自身と向き合って、今も自分の行動をメモに記録されているそうです。
少子高齢化社会で、我々の業務においても、「認知症」か否か、意思判断能力は
あるのか、本人確認業務が重要視されております。
しかし、この長谷川医師のドキュメントを見ると、『「認知症」とは何か』と
わかっているようで、誰一人明確な答えを持ち合わせていないのではないかと。
人生100年時代といっても、輸血に必要な血液が足りていない現状、
手術さえできなくなるのではないかと。
やはり、できる限りの予防策が必要ですね。
2020.01.10
「突然相続」、「不動産」も「負動産」に⁉
「突然相続」や「いきなり相続」という言葉をテレビや雑誌で拝見します。
言葉のとおり、法定相続制度がある日本では、誰もが経験するかもしれない事です。
簡単に言えば、あまり親交がなかった親族の方が、お亡くなりになり、近親の方が
戸籍上、いらっしゃらない又は、その先順位相続人の方が相続放棄の旨を家庭裁判所に申述し、
相続人の地位ではなくなり、後順位の相続人に相続人の地位が移る事です。
核家族化、少子高齢化が進む日本において、「不動産の所有権者不明問題」に繋がっています。
ご存知の方は多いと思いますが、遺言書や民事信託等の対策がなければ、「法定相続制度」に
よって、相続財産の承継者が決まります。法律は、ここまで。あとは、その承継者に当たる
方で「遺産分割協議」で相続財産のうち、それぞれの財産の承継者を協議します。
私も実務上、相続手続の業務で、戸籍を収集して現在の相続人を特定します。
物凄い通数の戸籍を収集しないと相続人が特定できない場合は、なかなか大変です。
そこで、始めて、遠い親族の相続人である事を認識される方が最近、多いです。
出生率より、はるかにお亡くなりになられる方が多い社会ですから、当然といえば、
そうなのですが、少し虚しいと言うべきか、何とも言えない感じがします。
やはり、「立つ鳥跡を濁さず」で、ご自身の財産を誰に繋がるか、お元気なうちに
対策を考えてみられる事をご提言します。
ご自身のせっかくの財産が、後世の社会問題(空き家問題等)になるのは、なんとも
悲しい感じが個人的に致します。