これからは未来信託
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ブログ

2020.12.07

【私見】コロナ禍で経営破綻した会社の共通点。

 今年のコロナ禍で、飲食、観光、小売り業、と対面の業種が経営破綻に
追いやられています。

特に小売り業でも、アパレル業の経営破綻が多いようです。
日本のアパレル業をけん引した「レナウン」がその代表格といえるでしょう。
アパレル業も、ZOZOをはじめ、オンラインで購入される方が増え、
サイズも違えば、交換できるといった、あらゆるサービスが充実してます。

僕も服、ファッション関連が好きなので、なるべくお店で、親しい店員さんから
買うようにしています。
なぜなら、会話を楽しんで、社会のトレンドを吸収するためです。
親しい店員さんでしたら、僕の趣味もご存知ですので、提案してくれる服も
僕の好みにあったものを提案してくれます。

しかし、現代では、このやり取りが面倒くさいという方が多いようで、
大型店舗では、接客をしないスタイルのお店が多いように感じます。

アパレル業で、始めは「ビックカンパニーより、グッドカンパニーを目指す」
と言う経営者の方が多いです。
しかし、売り上げが上がると、急激に店舗を拡張し、全国展開というカタチを
とり、いつの間にか、当初の会社の方針を知らぬ間に転換させていることが多いです。

洋服などの分野で言えば、コア(特定の顧客)なお客様は、そこにお店があるから、
そこでしか買えないから、と言う希少性も洋服のブランドに含めておられると思います。
私見ですが、洋服が好きな方は「他の人との違いを楽しむ、個性を楽しむ」という点が
あると思います。
会社、企業の理念を追求する事は大切ですが、お客様が何を求めて、その会社、ブランドを
選択して下さっているのかを、いつの間にか、疎かにしているように思います。

会社、企業に利益をもたらすのは、素晴らしい『理念』ではなく、『お客様のニーズ』です。
そこを見落とした企業、会社が窮地に面している様に思います。

やはり、いくらIT技術が発展しても社会を動かしているのは人間、そう感情を持つ人間ですから。

2020.12.03

『患者を診れない医者』と『依頼者の話を聴けない法律家』

 ブログのタイトルは、ある地域医療に携わっていらっしゃるお医者さんの言葉です。

『患者を診れない医者』とは、現在の医者は、医者としての感覚、瞳孔、下あごを触る、
聴診器で心音を聴く、お腹を触る、背中を触る、聴診器をあてる。
これは、医師が人間としての自身の五感を駆使して、患者さんの初見に必要なことでした。
しかし、医療機械の発達により、検査に頼り、患者さんの声も聴かず、数値ばかりを気にする
現代のお医者さんの特徴です。

『依頼者の話を聴けない法律家』とは、契約書や法律の概念ばかり気にして、
依頼者の意向を聴かないで、判断する法律家です。

どちらも、人間に代わり、AIの方がより優れているでしょうね。

しかし、人間と人間として関わる以上は、数値、法律では見抜けない問題点、
本当の患者さん、依頼者の意向をまさに『汲み取る』ことができるのは、
人間の医者と法律家だけです。

そこで、より一層のコミュニケーション能力が重要になってきます。

貴方の信頼している、医師、法律家はコミュニケーションをきちんと
してくれていますか?

2020.12.01

「特殊詐欺」の間接的被害⁉

 様々な趣向で、絶えない特殊詐欺。
役割、配役までして、実際に被害者のお宅まで訪問する詐欺集団。

その輩が「アポ電強盗」という、より凶悪化してます。
コロナ禍でも、特殊詐欺集団はさまざまな補助金や助成金という名で
忍びよって来ます。
くれぐれも、ご注意下さい。

これも、特殊詐欺の集団の間接被害でしょうか?
「遺産承継業務」で、各相続人の方に書面に実印を頂く機会があり、
時に、相続人の方のご自宅まで、訪問させて頂くことがあります。

その際に、「あなた、詐欺でしょ?」と、誤解されて、相続手続が
進まない事があります。
とても用心深くされていて、防犯意識は高く良いことですが、
特殊詐欺のグループは、交通事故の詐欺で、弁護士が伺います、という
ケースがあります。
それに、影響され、司法書士も「新たな手段」と思われて、
誤解されることがあります。

防犯意識が高いのは、よい事ですが、
これも「特殊詐欺」の間接的な被害、業務妨害⁉なのかな
と思うことがあります。