これからは未来信託
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ブログ

2023.06.09

「線状降水帯」と先人、為政者の「治水事業」と「雨乞い」

 6月に入り、既に台風が日本の付近まで到達するようになってきました。

台風の恐ろしさは、人間経験があると思いますが、
ここ数年の「線状降水帯」という新たな気候の脅威が発生しました。

短時間に継続的に同じ場所に豪雨をもたらす「線状降水帯」。

ある意味では、「台風」は、時間が経過すれば「台風一過」という事で
晴天になる事が多いですが、この「線状降水帯」は、雨雲が発生し続けるので、
今年から気象庁が予測の情報を発信するようですが、
今まで、台風や自然災害の少ない地域でも「線状降水帯」の脅威がいつやって来るか
判りません。

ここで、思う事がありまして。
私は神社、仏閣、仏像拝観が趣味でして、歴史にも自ずと興味がございます。

私の事務所のある岡山市も今では「晴れの国」と言われておりますが、
かつては、岡山市中心を流れる「旭川」が度々、氾濫して為政者を悩ませておりました。
その当時の為政者に「旭川」に大量の水が入る前に、枝分かれさせた河川を作って
岡山の城下を護ろうとしようとした発想できたのが「百間川(ひゃっけんがわ)」です。

当時の為政者の発想としては、物凄く新たな発想だったと思います。
この「百間川」のおかげで、岡山の中心地が旭川が氾濫する前に対処が出来るようになったと
小学生の頃、学習した記憶がございます。

全国の神社仏閣をめぐると、その地の歴史には、必ず、「治水事業」と「雨乞い」の歴史が
ございます。

京都の中心を流れる「鴨川」も、かつてはよく氾濫していたそうです。
その「水にまつわる歴史」を感じる場所をめぐっても面白いです。
「当時の為政者」の発想が伝わってきます。

「雨乞い」というと、神様に今年も米を収穫できるほどの雨がふることを
お祈りするものです。

この神様は、実は、菅原道真と言われて、各地に天満宮という神社がございますが、
今では、「学問の神様」と言われていますが、当時は、「雨乞い」の対象の神様でした。

このお話はまた別の機会にさせて頂きます。

よって、全国各地の「天満宮」という神社がございます。

では、今、現在の為政者、政治家にも、この「線状降水帯」をどのように治めるか
「治水事業」に新たな発想が求めれております。

歴史は繰り返される

先人の言葉ですが、まさに、現在の気候変動と向き合うか、
我々、有権者にも問われていると思います。