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2022.10.03
【追悼】アントニオ猪木氏
10月早々に、悲しい報道がございました。
アントニオ猪木氏永眠。
プロレス・格闘技ファン、いや、オタクの私にとって、呆然とするニュースでした。
24時間テレビやプロレス雑誌で、アントニオ猪木氏は数年前から難病と闘っているという事は
知っていましたが、何度も立ち上がってきたアントニオ猪木氏なので、病との闘いにも勝利して、
元気に「皆さん、お元気ですか!元気があれば、難病にも勝てる!」と、リング上で報告してくれると
信じていましたが、最期まで、闘い抜かれて、旅立たれました。
アントニオ猪木氏が設立した「新日本プロレス」は、今年50周年もメモリアルイヤーです。
これも、後世に跡を任せると言う意味があるのかもしれません。
テレビの報道では、当時の「モハメド・アリ戦」は、世紀の対戦と言われましたが、
プロレスをよくご存知の方は、知っていらっしゃるかもしれませんが、対戦前日に
ルールが変更され、「投げ技禁止・関節技禁止」と言う、プロレスラーにとって全ての
闘いの術を封印された試合でした。
そこで、アントニオ猪木氏は、立ち技だと、プロボクサーのパンチを受ければ、一発で終わって
しまうので、苦肉の策が伝説の寝てローキックを放つ、「アリ・キック」でした。
試合の翌日は、「世紀の凡戦」と、物凄いバッシングされた試合が
時代が変われば、異種格闘技、総合格闘技の原点と言われるので、
不思議な話です。
アントニオ猪木氏の闘魂とは、周りが反対しても、不可能だとしても、
自分が決めた事は、やり通すという自分との闘いなのかもしれません。
病と闘う姿も全て映像に遺しているのも、闘魂そのものを後世にも
伝えたかったのだと思います。
アントニオ猪木氏のご冥福を心からお祈り申し上げます。