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2021.12.02
『節税対策が相続対策』と謳う相続専門家が見えていない一番のリスク
『相続税対策として、〇〇をしましょう!』
『○○すれば、相続税対策になります!』
未だに、『いかにして、相続税を減らすか』ばかりを謳っている専門家が
多いように思います。
税制、税法に適した『節税』なら、当然お勧めしますが、
『相続税節税対策』のために、行った行為は、いずれ、将来の世代にリスクを遺す結果になります。
『相続税節税』という、一過性のために、将来に負担を遺すなら、それは、『節税対策』を謳う専門家の
エゴに過ぎないと私は思います。
なぜなら、日本国だけで、多額の借金を抱えているのに、国家が容易に『はい、相続税節税認めます!』
とは、ならないからです。
京都市が8600憶円の負債により、5年後に財政再建団体になるかもしれない、と話題になっております。
これも、京都市の地下鉄東西線の運用に問題があったり、京都市の公務員の問題もあるようです。
全ては、京都市民が負担を負わなければなりません。
社会の動き、世界情勢を知らず、そもそも『相続対策』『資産承継対策』『事業承継対策』は、
出来ない世の中です。
士業が資格試験の知識だけでは、そもそも専門家として通用しない、社会になっております。
日々の情報を精査し、法律の改正の社会背景を考えて実務にあたらないと、いけないと思っております。
『法律専門家』も『法律』は当然ですが、社会情勢、動きを見据える力が必要だと思います。
よって、『相続対策は節税対策』と謳う専門家を信頼できるか⁉
皆さんなら、ご理解頂けると思っております。