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2021.06.16
京都市が10年以内に財政破綻の恐れが!
京都市に思い出がある者として、ショックな情報を聴きました。
京都市が10年以内に財政破綻する可能性がある。
確かに、このコロナ禍で観光を産業とする京都には、大きな影響があったように
思いますが、京都で学生時代、サラリーマン時代、司法書士受験生時代を過ごして
きた僕としては、他に原因があるように思います。
報道では、地下鉄東西線の公共事業の失敗、大学等の学校法人、神社仏閣等の宗教法人から
固定資産税等の徴収が出来ない、難しいと言った問題が挙がっていました。
しかし、京都で生活して、サラリーマンをしていて感じたのは、伝統産業の衰退です。
呉服の営業をしていたので、それは、体感しました。
大手の呉服会社の破綻、西陣、室町といった呉服を扱う業者の廃業等を
目の当たりにしました。
風情のあった通りが、マンション建設の再開発で「京都らしさ」を街が失いつつあります。
身勝手な想いかもしれませんが、やはり千年以上続いた都は、世界で探しても京都だけですので、
また、大学も多いので若い知識を集約して、新たな産業の発掘に努めてほしいと願います。
公共事業によって、経済を再生する方策は、1929年のアメリカのニューディール政策に
始めっています。
もう100年近く経過するので、もうそろそろ、新たな政策に期待したいものです。