これからは未来信託
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ブログ

2020.12.09

今年一年を『禍を転じて福と為す』ために!

 イギリスでは、新型コロナのワクチン投与がはじまりましたね。
いよいよ、ウィルスと人間との闘いも最終局面に入りました。

しかし、日本では、既に『医療崩壊(言葉にすれば、簡単ですが)』が、
始まっているように思います。
今一度、一人一人は出来る感染対策を心掛けたいものです。
医療に従事されておられる皆さま、本当に感謝申し上げます。

この一年を通して、日本の社会が抱える問題が如実に現れたと思います。
・日本社会の働き方が世界から遅れをとっている点。
・IT化が圧倒的に先進国内で最下位にいる点。
・企業のガバナンスの時代遅れが甚だしい点。
・こんなに『生前相続対策』や『事業承継対策』を謳っている
専門家が多いのに、廃業していまう会社が多い点。
・日本社会の『ガラパゴス化』が進んでいる点。 等々

現在では『ガラパゴス化』という言葉は『スマホの普及』により、
なくなりつつありますが、日本社会こそが『ガラパゴス化』しております。

第2次世界大戦の敗戦後、日本は急激な社会成長を遂げ、人口、技術、経済
あらゆる面で世界の最先端を走っていました。
田中角栄の『日本列島改造論』にあるように、あらゆる社会インフラが整備され、
世界第2位の経済大国になりました。
その為、内需拡大という経済成長の場を我が国内だけで、賄え、世界に進出する
という概念、念頭はなかったように思います。
なぜなら、日本社会で1位になれば同時に世界でも上位であることが証明された時代
だったからです。
平成元年の世界の企業の資産ランキングトップ10は、日本の企業で埋まっています。

しかし、近年の世界での日本の企業はトヨタ自動車の世界42位が日本企業の最上位です。
では、何が起こったのでしょうか?

それは、『過去の成功体験に胡坐をかいた日本社会が新たな一手を出さなかった、いや
出したくなかった』のではないでしょうか?

『過去の成功体験』は重要です。
しかし、過去は過去。化石のようにどうしようもないのです。

今の日本政治にも言えるでしょう。
『ハーグ条約』に批准しておきながら、国内法の体系を整えない、
これは、日本の政治の怠慢でしょう。

誰もが現役でいたいと願うのは、当然だと思います。
しかし、正月の箱根駅伝のように、後世に『襷』を託す相手のために
走られているか、が大きな問題です。

僕も駅伝で走った経験があるのですが、個人の1500メートル走、800メートル走
よりも、かなり緊張したのを今でも覚えています。
僕が次の走者(仲間)に『襷』をつなげなければ、競技として終わってしまいます。

そうです、次の走者(後継者)に『襷』を託すために、全力疾走ができるのです。

しかし、日本に中小企業の多くは後継者不在です。
よって、どこまで全速力ではしればいいのか、わからないですし、『襷』を託す
目標がないと、途中で棄権という話になる、ということかもしれません。

だから『襷(たすき)』を託す相手を探して、頑張って頂きたいと僕は思います。
そのためになら、僕も全力で伴走します。