これからは未来信託
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ブログ

2020.06.11

「差別のない社会」が新たな時代のキーワード

 令和元年6月14日に「成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律」が施行されました。「ノーマライゼーション」という名の元に「成年後見制度」が始まり、今日に至ります。

日本の悪しき慣習で「臭い物には蓋をする」という事があります。

私が知っている80歳を越える年齢で、現役からは一線を引かれましたが、人間的にも医師としても
尊敬できる精神科医、心療内科医がいらっしゃいます。
その先生は、「精神科病棟の壁をなくす」をライフワークにされておられて、活動されてきました。
私の知る日本の歴史において、この事を数十年前からライフワークにされておられたなら、色々と
ご苦労があったと想像に難くありません。
しかし、そのライフワークを貫かれ、現在の社会では、最先端の考え方になりました。

「壁をなくして、問題があるなら、医師がそこを補えばよい」という、考え方をお持ちで、
大変、感銘を受けました。
何より、患者さんと、そのご家族をきちんと見られて、薬による治療ではなく、対話を重視
されておられ、その医師としての意識の高さに脱帽です。

先生に見習って、私も司法書士という士業を全うしたいと改めて思う今日この頃です。