これからは未来信託
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ブログ

2020.06.10

自宅で最期を看取る。

 昨日、『ガイアの夜明け』で「自宅で最期を看取る」支援をしている医療法人にクローズアップしてました。

先日の日本の人口増減数は、ご存知のとおり、出生は過去最少、死亡は過去最大となっておりました。
1人生まれるのに対し、50人の方が亡くなる比率だったと思います。

この医療法人は、若手のお医者さんと、若手のスタッフで運営しておりました。
かつては、地域に根付いた活動をされているお医者さんは、往診(患者さんのご自宅まで診察に行く)を
されていましたが、往診をされるお医者さんの数は、年々、減少しているそうです。

この往診してくださる、「かかりつけのお医者さん」がいないと、「自宅で最期を迎える」のは、
とても困難です。なぜなら、ご自宅でかかりつけのお医者さんがいないと、自宅で最期を迎えたときは、
まず、救急、そして、警察を呼ばないといけないからです。
「事件性があるか、ないか」を捜査され、ご自宅に同居されている、ご家族も事情聴取をされます。

そこに、どれだけ時間がかかるかは、状況、死因にもよりますが、かかりつけのお医者さんがいれば、
万が一のときに対応して下さいます。

『生きているのではなく、生かされている』と語る、コロナと戦う看護師さんの
言葉が印象的でした。『一日一生』と、千日回峰行を成し遂げらた僧侶の方の言葉に通じるものがあります。

私も『想いを添えた資産継承、事業継承』のお手伝いを仕事にさせて頂いております。
この番組に出演された若手の医療スタッフの方が、『いかにして、その方の想いを汲み取れるか』を
大切にして、患者さんと接しています、とおっしゃっていました。
その心持ちは、私も大切にさせて頂いております。
私は直接、人の生死に携わるわけではありませんが、その方の生前の意思や想いを後世にお繋ぎできる
仕事として携わっております。

そこには、『遺言書、相続問題』『争う族』という言葉は存在しないと思っております。
ご自身で築かれた財産の行く先を、ご自身の想いでお決めになるのですから。
その道筋の選択肢をご提供して、お手伝いするだけです。

私がご提供させて頂く『道』は、『コース(course)』ではなく『ウェイ(way)』です。