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2024年07月
2024.07.04
「ローソン」、「ベネッセ」上場廃止へ。
「いつかは、会社の株式を東証一部に上場することが、目標です。」
かつて、株式会社を起業した方から、目標として「株式上場」というのが主流の時代がありました。
今は、「ローソン」、「ベネッセコーポレーション」と、大手企業が「上場廃止」となっております。
なぜでしょうか?
日本の会社法は、平成に施行され、かつての商法から独立し、「合同会社」という企業形態も
日本で認められました。
また、民法法人(社団法人、財団法人)から「一般社団法人法、一般財団法人法」が制定され、
誰でも、起業できる時代になりました。
株式会社は、「大衆から直接金融として資金調達できる」というものと、
「我が社は、上場企業です」という、いわばステータスみたいなものがありました。
実際に、旧商法時代の「人的会社」と呼ばれた、「合名会社」、「合資会社」は、
一部の金融機関から差別的取り扱いをされたと言う、歴史がございます。
そう、時代は、「所有欲求」から「承認欲求」へ。
令和の若者は、「何かを所有する」という、ステータスよりも
SNSで「いいね」をもらう、「承認欲求」の方が強いと言われています。
音楽も、洋服も、映画、ドラマ、マンガ、自動車もサブスクの時代です。
はたまた、「家」もサブスクの時代です。
「株式会社の上場」は、言わば、かつての「所有欲求」の象徴だったのかもしれません。
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