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2023.08.17
シン・富裕層
日本の社会で格差が広がる今、かつての「お金持ち」=「富裕層」とは、
認識が違う「シン・富裕層」が増えているようです。
今までの「富裕層」は、代々大地主さん、中小企業一家、かつての株式投資で
成功した方々というイメージで、自宅は豪邸、車は高級車を数台所有、服飾品も高額ブランドという
周りから見ても一目でわかる方のように思います。
しかし、この「シン・富裕層」という方々は、そもそも「所有欲求」がなく、車もカーシェアリングや
レンタカーで、自宅も普通のマンションや戸建て、服飾品も普通と変わりのないもので生活されているようです。
「シン・富裕層」は、仮想通貨や自己投資で成功をおさめ、お金を使うのは、「家族や子供の教育」や「自分の時間」
のために使うようです。
日本経済は「所有欲求」で、成長しました。
しかし、現在、これから社会を支える若者は、その「所有欲求」が薄れてきて、
「自分の趣味」「自分の時間」にお金を費やすようです。
先日、東京のビックサイトで開催された「コミックマーケット」は、海外からの
集客もあり、2日で数十億円が動いたようです。
ここで、注目すべきは、「所有欲求」がない若者世代、少子高齢化で若者が減少する今、
マンションは、未だに「所有権」で販売されております。
おそらく、「タワマン節税」が出来ない今、新築マンションの価格の暴落、
建設メーカー、デベロッパーの破綻は、見えてきているのではないでしょうか。
それを回避するため、早めの将来設計の変更が急務のように思います。