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2022.11.10
【私見】「事業承継」「資産承継」が前に進まない大きな理由
実務を通して、最近、多々感じる事があります。
「事業承継」が進まない。
と言う現場に、立ち合う際に、既に関与している金融機関、士業者その他の関係者。
皆さん、専門分野の範疇のみを主張しようとして、誰一人、他の分野の話を理解しようとしない。
後、過去の実績と経験を物凄く主張される士業者専門家。
大変申し訳ございませんが、これでは、ご依頼者の会社さんが可哀そう過ぎます。
士業者のかつての業務の多くは、過去の証拠や書面を集めて、仕事をすることが、殆どです。
しかし、事業承継は、私個人の意見としては、今後より良くするための第一歩。
すなわち、未来思考が必要だと思います。
実際に、日本社会は、かつての繁栄期から衰退期にあります。
少子高齢化、インフラの老朽化、既に過去の繁栄期の考え方では対応できません。
また、海外から労働者を獲得しようとしていますが、円安の為、「日本は既に選ばれる国」
「買い手」側ではなく、「売り手」側なのです。
過去の数字、書面を調べるのも大切ですが、実は、そこから、これから、どうするか、
という観点を持った士業者、専門家が必要だと思います。
法律にどんどん改正されて、それをどう活かすか、という観点の法律家も少ないように思います。
法律を活かすか、活かさないかは、法律専門家次第だと思います。
本当の主役の会社当時者さんの声に耳を、本当に傾けている金融機関、士業者、専門家が少な過ぎます。
件数を実績と勘違いされている士業者が多い様に思いますが、
仕事は量よりも質で、選ばれる時代が到来しているように思います。
是非、きちんと、耳を傾けてくれる、金融機関、士業者、専門家を選ぶ事をお勧めします。