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2022.10.26
「伝える言葉」と「伝わる言葉」
セミナーの講師で呼んで頂く際に私がモットーとしている事がございます。
「伝える言葉」ではなく、「伝わる言葉」で話す事。
「伝える言葉」は、アナウンサーの方が、ニュースや報道番組、情報番組で使われる言葉です。
発音も正しく、情報の内容も事実をそのまま伝える時に用いる言葉が「伝える言葉」です。
(これは、私が考えた言葉です。ご了承下さい。)
勿論、伝える言葉は、日本語として正しく、きちんとした使い方をされた言葉です。
こちらも重要です。
しかし、セミナーの講師で呼んで頂いた際は、やはり、「勉強したい」「知りたい」と言う要望が
あってからこそ、呼んで頂けるのだと思います。
「あのセミナー聴いたけど、何か役に立ちそうだなぁ」と言う、感想を頂いたなら、
私としては、猛省をしなければなりません。
「もっと、知りたいなぁ」「あ~なるほどね」「こうだったのか」
と少しは、聴講頂いた時間で、何かを持って帰って頂き、次に繋がるようにして頂きたいと
思って言葉を使っています。
これが「伝わる言葉」と、私は呼んでいます。
昨日、国会で野田元総理大臣が弔辞を読んでおられました。
また、国葬では、菅元総理大臣が弔辞を読んでおられました。
一部では、菅元総理大臣の弔辞は、誰かが作成したものではないか、と
大変無礼な事を申した者もいました。
菅、野田、両元総理大臣も、「伝わる言葉」で話していらっしゃたと思います。
なぜなら、人の心を動かす、印象に残るご自身の想いの言葉をお使いになられたからだと
思います。
SNS文化の発展は、良いことですが、
この言葉の使い方は、大切にして頂きたいと思います。
言葉は、人の命を救う事もあれば、奪っていまう事もある、
実は、使い方次第で、及ぼす影響は物凄く結果が違ってきます。
是非、言葉は、大切に使っていきたいものです。