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2022.04.08
ドキュメンタリー映画「ぼけますから、よろしくお願いします」
日本が取り組むべき課題があります。
それは、「認知症の方のケアとその方を支えるケア」です。
2000年から「禁治産者・準禁治産者制度」を無くし、
「ノーマライゼーション」の名の元に「成年後見制度」がスタートしました。
それから22年経過して、現在、この成年後見制度の見直しがなされています。
当時、政府が目指した利用率に達していないから、国民から批判の声が多くなっているから
等のことが考えられます。
そして、日本の「成年後見制度」の大きな欠陥は、認知症の方のみを考えているだけで、
その方を取り巻く家族や、今までの生活をされていた環境を無視している点です。
介護をされている家族、親族の方の6割以上の方が、精神的、身体的な病を患っているという
事実がございます。
「人生100年時代」といつの頃か、おそらく生命保険業界が発した言葉だと思いますが、
それは、「健康で満ち足りた生活」ではなく、長生きの長寿年齢が100年と言われるだけで、
祖母の認知症の介護をした、私からすると、眉唾の言葉に感じます。
新型コロナ、ロシアのウクライナ侵攻と「当たり前のことは、ない」時代です。
法律家として、今の現況で何をご提供すれば、良いのか、自問自答ではありますが、
一点だけでなく、総合的な視野で、対策等をご提供、実行して参ります。