これからは未来信託
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ブログ

2021.05.31

『伝える』と『伝わる』の大きな違い

 法律に関わる仕事をさせて頂いて、ふと、大学浪人時代に予備校の講師の先生が
おっしゃっていた言葉が体感というより、共感することがあります。

『伝える』言葉と『伝わる』言葉の違い。

予備校の講師、以前、当ブログで登場した西谷昇二先生の言葉です。

「予備校の講師は、志望校に入学できる学力を付けさせるプロですが、
それだけでは、勿体ない。皆さん、若い時間を受験という一つの壁だけではなく、
人生の一つの壁を乗り越えた経験になるように、遠回りだったけど、合格とともに
私の講義で何かを掴んで頂けたら、これ以上に嬉しいことは、ないです。」

最初の講義の際におっしゃった言葉です。
もう20年以上前になりますが、僕自身がセミナーの依頼を受けて、講演する際に
思い出す大切な言葉です。

『伝える』プロは、アナウンサーの方だと思います。
事実をわかりやすく、客観的に。

『伝わる』プロは、セミナー講師、専門的な講師の方だと思います。

しかし、最近は、これは主観ですが、『伝える』プロになりつつある講師が多いように
思います。
セミナーに来られる方は、何か情報なり掴んで帰ろうと思って参加されていると思います。

「何か、良い話を聴いたな」という感想を貰うセミナー講師は、失格だと思います。

時間内に、情報をきちんと伝える、これはアナウンサーの方のお仕事です。

我々専門家が依頼されて、セミナーを行うのは、難しい情報を判り易く『伝わる』言葉で
伝えてくれることを期待されていると、思います。

それを心掛けて、セミナーのご依頼を賜っております。
まだまだ、未熟なところはございますが。

やはり、生きた言葉は20年以上経っても、僕の糧として、生きています。