これからは未来信託
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2020.12.10

『コンプライアンス』が持つ本当の意義

 『コンプライアンス』、『コンプラ』とか、世間では常用英語のように使われて
おりますが、近日中の会社法の改正により、本当の意味、意義、怖さで
『コンプライアンス』というものが、どういう意義をもち、社会に還元されるべきか
を、目の当たりにすることとなるでしょう。

『会社法』は、『信託法』と並び、規制緩和された『英米法』体系の法律です。
よって、当時者間の意思は尊重され、国家がそこに介入することは原則できません。
しかし、その『自由』の裏返しには『責任』があります。

それを如実に表すのが、アメリカの契約書の内容の濃さに現れています。

有名な俳優が大企業と広告契約する際には、報酬として10数億円ともいえる
莫大な報酬で契約されることが日常です。

しかし、その報酬を得るのと同時に契約違反があった場合(約束を破った場合)
には、違約金が報酬に数十倍の金額を支払う契約もしてます。

例えば、○○社のお酒、ドリンクしか飲んではいけない。
○○キロ以上体重を増やしてはいけない。
○○キロを維持しなければならない。
髪型を変えてはならない。
夜〇時以降の外出禁止。
ジャンクフードを一切、食べてはいけない。
○○社の映画、ドラマには出演してはいけない。

など、かなりのプライベートに入ったものまで制約されます。

なぜなら、その企業のイメージを担うにですから、その報酬に見合う事を
約束させられます。

『コンプライアンス』も日本語に直訳すれば『法令遵守』です。
ルール、規則、法律を守ることです。
さすがに『モラル』は、入りませんが、社会人としては、当たり前のことですが、
それほど、現代社会では法律が蔑ろにされているのかもしれません。