これからは未来信託
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お知らせ

2020.10.01

『終活』ではなく、『整活』のススメ!

十数年前までは、『お墓』『葬式』の話をするのはタブーでした。

なぜなら『死』をイメージするから、『縁起でもない』と否定されていました。
しかし、近年では、テレビCMの葬儀会社、お墓のCMとイメージは変わったのでしょうか?

愚直に言うなら、『葬儀場が綺麗になった』『樹木葬』、『納骨堂』も暗いイメージがない、
ということが上げられるでしょう。

我々、法律専門家も葬儀社と合同で相続、遺言の相談会をしている者もいます。 
『終活』は、おそらく『就活』(就職活動を略した言葉)を語源にするのでしょう。
響きが同じであるから、悪くない、キャッチ―だと思われている感じがします。

でも、できれば、『終わる活動』ではなく『次世代に繋げる活動』と解釈する方を
私はおスススメします。

それは、ご健康な時に、ご自身の人生を振り返り、モノやコトを整理して承継、処分する活動です。
『こんまり』といえば、お家の整理整頓をする事だと解釈される近藤麻理恵さんが提唱する
『ときめく か否か』でご自身の身の回りのモノを整理し、大切にしてくれる方に譲渡又は譲るコト
『整活(次世代に繋げるため、ご自身で整理する活動)』と、名付けましょう!

これは、相続(『カタチ』を続ける)のではなく、譲る(次世代に『カタチ』を承継させる)ことです。
洋服など、欲しい方に差し上げて、承継した方のもとでリメイクしてもらい承継するのです。
『カタチ』は時代によって変化するモノです。
その『カタチ』を、そのまま続けるのは難しいように思います。

信託もようです。『終わる活動』ではなく、『承継させるため託す』
私は、このような考えも重要だと思います。

岡山県司法書士会司法書士・作家 河合保弘YouTubeセミナー