お知らせ
2023.03.29
【企業法務】令和4年4月20日東京地裁判決から読み解く「経営者の資質」
令和4年4月20日東京地裁のとある判決。
某大手企業のお家騒動に関するものであるが、
注目すべきは、「弁護士の法律意見書」について、
経営者自身も、内容については精査する責任がある、
それは、「経営者の資質」として、判決文に挙げられた。
法律専門家が作成した文章だから、問題ない、と
鵜呑みにする時代は、過ぎてしまった。
よく中小企業で、知り合いから貰った「雛形契約書」で
仕事をしている場面に出くわす。
それは、「経営者としての責任放棄」をしていると言って
過言ではない、時代になった。
すなわち、経営能力のうちに「コンプライアンス」も伴うと
考えるべき時代である。
無料な情報ほど、コワイものは、ない。
情報も資産の一つである。
その収集過程、情報源の確保も
経営者にとって企業を経営するうえで、必須の能力として
必要とされている。