お知らせ
2023.06.28
【マンション節税防止へ】相続税 高層階の負担増ー国税庁ー
国税庁が「マンション節税」や「タワマン節税」の防止に向け、相続税の算定ルールを見直す方針を固めた。
実勢価格を反映する新たな計算式を導入。マンションの評価額と実勢価格との乖離が約1.67倍以上の場合に
評価額が上がり、高層階ほど税額が増える見通しだ。
年間10万人以上の相続財産が課税対象となる中、税負担の公平化を図る狙いがある。
【実例】
*新ルールで税負担が増える可能性がある
・東京都内のマンション(43階建ての23階・築9年)の場合
〈実勢価格〉1億1900万円
従来の評価額 3720万円 ☞ 相続税額 約12万円
新しい評価額 約7140万円 ☞ 相続税額 約508万円
以上、令和5年6月27日日経新聞朝刊より。
昨年の相続税を争った令和4年4月19日最高裁判決が影響している。
日本国憲法で、租税については、「租税法定主義」「公平性の原則」「二重課税の禁止」
とある。
最高裁は、「公平性」を重視した判決を下し、相続税について、一つの司法の指針を
改めて示した判例となった。