お知らせ
2022.12.21
【事実上の利上げ】日本の来年の経済の行き先は?
各メディアが、日銀の黒田総裁が「事実上の利上げ」にシフトしたと報道しております。
円安傾向は、かつての日本経済にとっては追い風でしたが、
生産拠点をアジアやアフリカといった発展途上国に移した日本の企業にとっては、
風の流れも変わっているようです。
円安の影響で、海外の労働力に頼ろうとした日本は、「選ぶ国」から「選ばれる国」になり、
「選べれない国」に、なってしまったようです。
円安によって、日本で働くよりも他の国で働いた方が、実質の賃金が大きく変わってきます。
また、住宅ローンも変動金利にされている方は影響を受けるでしょう。
来年の「税制大綱案」を見ると、税制よりも「貯める文化」から「回す(運用する)文化」
への移行を与党は望んでいるような考えを見受けることが容易です。
明治維新の際は、「お金を貯める文化」を普及させるために、郵便局が各地に開設され、
それから、100年以上経過して、令和の時代は、「お金を回す「運用する)文化」に変わる
ようです。
しかし、先進国からすれば、この「回す文化」の発想も時代遅れで、
ようやく日本も次のステージに移行するようです。
でも、「甘い話には、罠がある」と言われるように、
注意が必要です。
各人が自分で情報を集めて、集約して、そこで、自己の判断と責任で
「お金を回す(運用する)」様にして下さい。