これからは未来信託
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お知らせ

2022.09.02

【対策急務】所有者不明マンションの増加

 岡山市に住んでいますと、マンションが至るところに建設され、
岡山市のメインストリートである「桃太郎大通り」沿いも、
マンションが立ち並び、かつての光景とは、全く違うものになりました。

「空き家問題」は、長年問題視されていますが、
今後、問題になるのは、「空き室マンション問題」が実は、かなり深刻です。

都市圏のように、信託を活用した「信託受益権」よる取引のマンションは、
そこまで問題にはなりませんが、岡山市等に地方都市で「所有権」でマンション取引を
している物件は、深刻な問題になると思います。

マンションは「区分建物」として、法律上扱われ、敷地権と言うマンションが建っている底地を
マンションの各部屋の所有者と共有で所有しております。

この敷地権を共有者が放棄しても、国庫には帰属せず、他の共有者のものになります。

ここが、所有権者不明な土地は国庫に帰属することの例外になります。

また、マンション管理組合の運営、修繕、補修の管理費の管理を
信頼できる業者が継続的に行ってくれるか、問題がある場合もございます。

現在、かつての繁栄をみた「鬼怒川温泉」の巨大廃墟郡にならないことを
祈ります。

岡山県司法書士会司法書士・作家 河合保弘YouTubeセミナー