お知らせ
2022.04.08
「家族信託®」と「人生100年時代と謳う金融機関」が見逃しているリスク
私も民事信託の法律専門家として、認知症リスク対策型の信託をご提案させて頂く事もあります。
「人生100年時代」と謳う「生命保険」の金融対策も、ご提案しております。
しかし、私には、大きな違う視野で信託をご提案しております。
それは、「認知症を患われた方のみならず、その方をお世話する家族や親族、信頼できる方」を
考えてご提案することです。
勿論、一番は、資産、事業をされている方の「ご意思」や「想い」が重要です。
しかし、祖母の認知症の介護をした私から言えるのは、介護や支援される方々の生活も重要です。
介護される方々は、精神的にも肉体的にも大変なご苦労をされていらっしゃいます。
「人生100年時代」と言われますが、精神的にも、身体的にも、経済的にも健康な人生でしょうか?
生命保険のお金の対策だけで、万全な対策といえるでしょうか?
勿論、お金は重要です。
その金銭があっても、現行の成年後見制度では、「本人保護」の名の元に、認知症になっていまえば、
自由にお金を使えなくなってしまいます。
そう、選択肢は、他になくなってしまいます。
特に会社を経営されておられる方は、日本の企業では65歳以上の方が大半です。
誰しも、病気や認知症になりたくないですよね。
しかし、そのリスクはゼロには、出来ません。
いきなり、おとずれるものです。
ご自身の為だけでなく、ご自身を支えてくれている方の為にも、
是非、対策として考えて頂きたいと思います。
認知症の方の介護は、本当に大変です。
経済的な余裕が出来る対策をしておくだけでも、介護してくれる方にとっては、
負担が大きく軽減されます。
介護のために、若くして退職される方が、年々増えております。
そういった、将来のご家族や親族、パートナーの方々のためにも
是非、「早期相談」「早期対策」をお勧めします。